本文へスキップ

京都の和菓子を毎日紹介-2017年10月-・きょうの『和菓子の玉手箱』

一日一菓。 2018年11月

和菓子ライフデザイナー小倉夢桜-Yume-が
お届けする京都の素敵な和菓子を毎日ご紹介。
新たな京都を感じてみませんか。

ギャラリー

イメージ01

2018年11月1日

菓銘『山彩る』
長久堂
京都市北区上賀茂畔勝町97-3
(075)712-4405


栗餡に羊羹を型抜きした色とりどり紅葉(もみじ)の葉をあしらったお菓子です。
この時期ならではの様々な色合いの葉。
色づいた山の美しさを感じてみてはいかがでしょうか。


イメージ01

2018年11月2日

菓銘『渓紅葉』
亀屋友永
京都市中京区新町通丸太町下ル大炊町192
(075)231-0282


外郎の色合いで渓流と色づいた木々を表現したお菓子です。
渓谷を吹き抜ける風に揺らめく紅葉(もみじ)。
ずっと愛でていると川のせせらぎが聴こえてきそうです。


イメージ01

2018年11月3日

菓銘『山路の菊』
洛趣会
知恩寺にて
(とらや謹製)


11月3日・文化の日の京都市内。
爽やかな秋晴れの中、京都の老舗28軒が集まり、ご贔屓様をご招待して自慢の品を展示する園遊会『洛趣会』が
今年も行なわれました。
毎年、東福寺、相国寺、妙心寺、永観堂、仁和寺など会場を変えて行われています。
今年の会場は、知恩寺で行われました。
伝統ある老舗の趣向を凝らした展示の素晴らしさはもちろんのこと、お越しになられている方たちの
御召し物も素敵です。
季節感を取り入れた帯や着物。
このような会に御招待されてお越しになられる方々は、季節を大切にされていることを感じます。
うわべだけではない自然な着こなしにただただ見惚れるばかり。
その園遊会を訪れる方々の楽しみの一つは、本家尾張屋のお蕎麦と表千家、裏千家のお茶席です。
そのお茶席でいただいたお菓子がこちらのお菓子です。


イメージ01

2018年11月4日

菓銘『梢の錦』
洛趣会
知恩寺にて
(とらや謹製)


本日も昨日に引き続き知恩寺で京都の老舗28軒が集まり、ご贔屓様をご招待して自慢の品を展示する
園遊会『洛趣会』が行われました。
そのお茶席でいただいたお菓子がこちらのお菓子です。
庭園の木々たちが鮮やかに色づき、これから迎える紅葉シーズンに想いを馳せてながらいただく
お菓子は格別です。


イメージ01

2018年11月5日

菓銘『えくぼ栗』
名主川 千恵さん(亀屋友永)
京都市中京区新町通丸太町下ル大炊町192
(075)231-0282


近年、京都では多くの手作り市が活発に開催されています。
その手作り市の魅力は何と言っても作家さんたちと会話をしながら商品の良さを理解して購入できるところにあります。
昨日、11月4日に旧三井家下鴨別邸で【出町MARKT(でまちマルクト)】が開催されました。
鴨川でお茶を愉しむクラフト市と題した手作り市です。

その中で販売されていた和菓子。
松露で有名な亀屋友永で活躍されている女性和菓子職人さんが出品されていました。
近年では多くの女性和菓子職人さんが京都で活躍しています。
その中のお一人である名主川(なぬしがわ) 知恵さん。
オリジナリティに富んだ意匠のお菓子のみならず、素材にレモンや山椒などを使用した革新的なお菓子にも挑戦されています。
今回、ご紹介させていただくお菓子もその一つ。
ありそうでなかった素材の組み合わせです。

五穀十穀、肉類、火の入った食物を取ることなく、木の実や果実のみを食べて修行する僧侶『木喰上人(もくじきしょうにん)』。
木喰上人が彫った木喰仏(微笑仏)といわれる一木造りの仏様は、独特のなまめかしさを感じさせる微笑みを浮かべているそうです。
この微笑仏にちなんで作られたお菓子です。
木喰上人の行にあやかったこのお菓子。
五穀、塩、餡(小豆)を使用せず木の実だけで作られています。
微笑仏のように、にっこり微笑んでいた栗です。


イメージ01

2018年11月6日

菓銘『栂尾』
二條若狭屋
京都市中京区二条通小川東入る西大黒町333-2
(075)231-0616


イロハモミジの紅葉が有名な栂尾(とがのお)。
色づいた紅葉(もみじ)と小豆を山の岩に見立てたこちらのお菓子。
京都屈指の紅葉の名所に想いを馳せて召し上がってみてはいかがでしょうか。


イメージ01

2018年11月7日

菓銘『山の錦』
長久堂
京都市北区上賀茂畔勝町97-3
(075)712-4405


秋が深まり、山々を包みこむように霧が立ちわたる夜明け頃。
日が昇るとともに霧が徐々に晴れ、色づいた山の風景が現れます。
山に見立てた薯蕷饅頭に紅葉の焼印。
ほんのりと見える紅色が色づいた山々を想像させてくれるお菓子です。


イメージ01

2018年11月8日

菓銘『照葉』
亀屋友永
京都市中京区新町通丸太町下ル大炊町192
(075)231-0282


秋の季語である『照葉』。
色づいた紅葉(もみじ)が太陽の光を浴びて照り輝いている様子を意味します。
グラデーションで美しく表現したこなし製のお菓子です。


イメージ01

2018年11月9日

菓銘『秋の山』
鍵甚良房
京都市東山区大和大路通四条下ル小松町140
(075)561-4180


秋の深まりとともに京都市街を取り囲む山々が色づき始めてきました。
日毎に変化してゆく山の色合いを見て、季節の移ろいを感じながら暮らす日々。
今年もそのような時期になりました。
色づいた秋の山に見立てた、きんとん製のお菓子です。


イメージ01

2018年11月10日

菓銘『亥の子餅』
芳治軒
京都市山科区椥辻中在家町9-1
(075)594-5523


本日の京都市内は紅葉狩りをするには絶好の散策日和となりました。
11月も半ばに差し掛かろうとしていますが、京都市内の多くの和菓子屋では『亥の子餅』の張り紙を見かけます。
平安時代の宮中で行われていた『御玄猪(おげんちょ)』と呼ばれる年中行事。
それが民間にも広まり、旧暦十月亥の日(今年は11月3日)、亥の刻に、猪の子供を模した亥の子餅を食べて冬の
無病息災を祈ります。
また、猪は多産なところから、子孫繁栄を願ったともいわれています。
まだお召し上がりになられていない方は、是非お召し上がりになり、冬の無病息災をお祈りください。


イメージ01

2018年11月11日

菓銘『宮参り』
亀屋良長
京都市下京区四条通油小路西入柏屋町17-19
(075)221-2005


穏やかな天候となった京都市内。
神社では、親御さんに連れられた着物姿の7歳、5歳、3歳のお子さんたちの姿を見かけます。
子どもたちの成長を祝う日本の年中行事『七五三参り』。
お子さんたちが成長された時、きっと今日の出来事は素敵な思い出として残ることでしょう。
神社のご本殿にある鈴のことを正式には本坪鈴(ほんつぼすず)と呼びます。
その鈴を模ったお菓子です。
是非、お子様に召し上がっていただきたいお菓子です。


イメージ01

2018年11月12日

菓銘『錦秋』
亀屋友永
京都市中京区新町通丸太町下ル大炊町192
(075)231-0282


あちらこちらで錦秋の風景を目にするようになってきました。
今週末あたりから紅葉を目当てにした観光客が増えてくるのではないでしょうか。
せっかくの美しい風景。
騒がずに心穏やかに眺めて過ぎ行く秋を感じてください。
この時期の情景を表現した練り切り製のお菓子です。


イメージ01

2018年11月13日

菓銘『萬山紅葉』
長久堂
京都市北区上賀茂畔勝町97-3
(075)712-4405


職人さん曰く、
『京都の山々が色づき始める頃。
あちらこちらのお寺でライトアップが始まり、世界中から楽しみにしてやって来られます。
こなしで紅葉を表現してみました。』


イメージ01

2018年11月14日

菓銘『秋の山路』
長久堂
京都市北区上賀茂畔勝町97-3
(075)712-4405


勢いよく鳴いていた秋の虫たちも、季節の移ろいと共に物悲しい音色へと変わってきました。
この音色に今秋も癒されて過ごした日々。
「ありがとう!」という想いを胸に、残り少ない虫たちの演奏会に耳を傾けながら過ごすひと時です。

抽象的な曲線と季節の色合いで山並みを表現するこちらのお菓子。
京菓子を代表する意匠のひとつです。
色づいた木々の色あいで赤く染まる山の様子を表現しています。
別れを惜しむように虫たちの音色を重ね合わせながらお菓子をいただいてみませんか。


イメージ01

2018年11月15日

菓銘『柿月夜』
名主川 千恵さん(亀屋友永)
京都市中京区新町通丸太町下ル大炊町192
(075)231-0282


職人さん曰く、

『「月柿夜」と呼ばれる、不思議な柿があります。
月夜の光りで柿の渋が抜け、甘く美味しくなります。
月が欠け始めて、光が届かなくなってくると、渋が戻り、元の渋柿となります。
こちらのお菓子は、その月柿夜の姿を写したお月さまをイメージしています。』

上弦の月が綺麗に見える今宵の京都市内です。
これからは、満月に向かい月柿夜は甘く美味しくなっていくことでしょう。


イメージ01

2018年11月16日

菓銘『寂光の庭』
長久堂
京都市北区上賀茂畔勝町97-3
(075)712-4405


今では多くの観光客で賑わう大原。
その昔は、山深い人里離れたこの地は静寂に包まれていたそうです。
寂光院には、建礼門院の悲しく切ない歴史が語り継がれています。

思ひきや 深山の奥に 住まひして 雲井の月を よそに見んとは(建礼門院)

七十二候では地始凍(ちはじめてこおる)の時期。
早朝の寂光院には、もうそろそろ霜が降りはじめているのではないでしょうか。


イメージ01

2018年11月17日

菓銘『竜田川』
亀屋良長
京都市下京区四条通油小路西入柏屋町17-19
(075)221-2005


在原業平が『古今和歌集』で詠んだ歌
『千早(ちはや)ぶる 神代(かみよ)もきかず 龍田川(竜田川) からくれなゐに 水くくるとは』
この時期を代表する和歌の一つではないでしょうか。

そして、和菓子の世界でこの時期を代表する菓銘の一つ『龍田川』。
和歌とお菓子が重なり合って、色彩豊かな世界へと誘(いざな)います。


イメージ01

2018年11月18日

菓銘『銀杏餅』
聚洸
京都市上京区大宮寺之内上ル
(075)431-2800


本日は茶道の千家三代目の千 宗旦の命日(12月19日)を1ケ月繰り上げて毎年11月19日に行われる宗旦忌です。
千 宗旦は千 利休の孫にあたります。
上京区・寺之内の今日庵には千 宗旦、手植えの銀杏『宗旦銀杏』が高くそびえ立ちます。
例年であれば黄金色に色づく頃。
その実を使った『銀杏餅』が茶菓子として用いられます。

今日庵からほど近くで暖簾を掲げるお店。
この時期しか味わうことができないこちらのお菓子。
ぜひ、機会があればお召し上がりください。


informationお知らせ

2018年9月3日
JR東海【そうだ 京都、行こう。】のオフィシャルHPに小倉夢桜が執筆させていただいた記事が掲載。
『重陽の節句』にちなんだお菓子のご紹介させていただいております。
http://souda-kyoto.jp/blog/00545.html
2018年8月4日
【食べログマガジン】に『和菓子と巡る、京都さんぽ』を連載執筆させていただいております。
今回は『心を届ける和菓子屋「船屋秋月」』です。
https://magazine.tabelog.com/articles/45909
2018年8月2日
JR東海【そうだ 京都、行こう。】のオフィシャルHPに小倉夢桜が執筆させていただいた記事が掲載。
『立秋』を迎える京都。送り火にちなんだお菓子のご紹介させていただいております。
http://souda-kyoto.jp/blog/00524.htmll
2018年3月10日
月刊京都・4月号にて【小倉夢桜が選ぶ!『春の京菓子』】を担当させていただいております。
書店にて発売中です。
2018年3月2日
JR東海【そうだ 京都、行こう。】のオフィシャルHPに小倉夢桜が執筆させていただいた記事が掲載。
ほんのりと春めく和菓子をご紹介させていただいております。
http://souda-kyoto.jp/blog/00392.html
2018年2月2日
JR東海【そうだ 京都、行こう。】のオフィシャルHPに小倉夢桜が執筆させていただいた記事が掲載。
春の息吹が感じられる和菓子をご紹介させていただいております。
http://souda-kyoto.jp/blog/00363.html
2017年12月27日
JR東海【そうだ 京都、行こう。】のオフィシャルHPに小倉夢桜が執筆させていただいた記事が掲載。
2018年を寿(ことほ)ぐ、祝いの和菓子をご紹介させていただいております。
http://souda-kyoto.jp/blog/00329.html
2017年10月10日
月刊京都・11月号にて【小倉夢桜が選ぶ!『秋の京菓子』】を担当させていただいております。
書店にて発売中です。
2017年9月28日
ホームページをリニューアルしました。

profile

小倉 夢桜-Yume- (おぐら ゆめ)

京都在住。
和菓子ライフデザイナー/ライター/フォトグラファーとして、四季折々の京都を発信。
手のひらにのせた和菓子から小さな幸せを感じ、『手のひらの幸せ』をより多くの方に伝えたい!
その想いから2012年より、自身が立ち上げた【きょうの『和菓子の玉手箱』】。
こちらでは京都の素敵な和菓子たちの世界を毎日お届けしている。
立ち上げて以来、自身が食べた和菓子の数は数千個に及ぶ。
数々の和菓子を見て、食べて感じた経験を活かして、テレビ番組製作の監修をはじめ、執筆活動や講演など
京都の和菓子をより多くの方に身近に感じていただく活動を行っている。
現在は月刊京都(白川書院)で【月刊京都版・きょうの『和菓子の玉手箱』】を連載中。


お仕事・取材のお問い合わせ

〒600-8411
京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON烏丸4F
京都Loversフォーラム
e-mail kyoto.lovers.forum@gmail.com