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京都の和菓子を毎日紹介-2017年10月-・きょうの『和菓子の玉手箱』

一日一菓。 2018年2月

和菓子ライフデザイナー小倉夢桜-Yume-が
お届けする京都の素敵な和菓子を毎日ご紹介。
新たな京都を感じてみませんか。

ギャラリー

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2018年2月1日

菓銘『鬼やらい』
笹屋守栄
京都市北区衣笠天神森町38
(075)463-0338


如月となった京都市内。
今週末には節分行事が各寺社で執り行われます。
節分行事の代表的な神事である『追儺式(鬼やらい)』。
平安時代から行われている宮中の年中行事です。

鬼が出入りする方位が『鬼門』。
北東の方角です。
十二支では丑と寅となり、鬼には角があり、虎柄のパンツをはいた姿となっています。

鬼をイメージして作られたこなし製のお菓子です。


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2018年2月2日

菓銘『赤鬼』
えん寿
京都市右京区太秦多藪町14-93
(075)432-7564


鬼は『隠(おに)』に由来します。
目に見えない邪気を意味したものです。
それが室町時代に現在のような鬼のイメージとなり語り継がれてきたようです。

きんとんで鬼を表現したお菓子です。
みなさん、それぞれに鬼の顔を想像してくださいね。


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2018年2月3日

菓銘『あか鬼あお鬼』
船屋秋月
京都市右京区宇多野福王子町13-3
(075)463-2624


本日の京都市内は、あちらこちらの寺社で節分祭が行われました。
その主役はやはり『鬼』。
鬼の色には理由があり、五蓋(ごがい)からきています。
五蓋とは、仏教における瞑想修行を邪魔する五つの煩悩のことです。
赤鬼は欲深く、青鬼は怒りっぽく、緑鬼は怠け者、黒鬼は疑い深く、黄鬼は甘え者。

その赤鬼と青鬼をきんとんで表現したお菓子です。


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2018年2月4日

菓銘『恵方巻』
笹屋守栄
京都市北区衣笠天神森町38
(075)463-0338


節分を終えて本日は、二十四節気『立春』。
今朝の京都市内は、豆撒きと方相氏のおかげで鬼が逃げていったこともあり素晴らしい青空が広がっていました。
時の流れは早いもので、鬼と共にあっという間に過ぎ去っていった節分。
南南東を向いて無言で恵方巻を食べられた方も多くいらっしゃることだと思います。
私は無言で一本食べきるのは無理なので、こちらのお菓子を無言でいただきました。
(こちらのお菓子は昨日までの販売でした。)


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2018年2月5日

菓銘『梅』
芳治軒
京都市山科区椥辻中在家町9-1
(075)594-5523


立春寒波という言葉をあちらこちらで耳にしますが、その言葉通り、寒い一日となった京都市内です。
例年よりも開花がかなり遅れている梅。
ひょっとすると、桜と共に楽しめるかもしれませんね。


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2018年2月6日

菓銘『下萌』
千本玉壽軒
京都市上京区千本通今出川上ル
(075)461-0796


降り積もった雪の下では、新しい命が芽吹きはじめる頃。
よもぎあんを外郎で包んだ春の兆しを感じるお菓子です。


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2018年2月7日

菓銘『咲き分け』
船屋秋月
京都市右京区宇多野福王子町13-3
(075)463-2624


数々の梅にちなんだお菓子を見かけるこの時期。
咲き分けというこちらのお菓子もその一つです。
同じ梅の木から紅白の花が咲く様子を表現したお目出度い和菓子です。


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2018年2月8日

菓銘『のどか』
本家玉壽軒
京都市上京区今出川通大宮東入元伊佐町262
(075)441-0319


寒い日々が続いていますが、椿の蕾が膨らみ、ほころびはじめてきました。
春の兆しを感じる光景です。

椿の花を表現した羽二重製のお菓子です。


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2018年2月9日

菓銘『早わらび』
京都鶴屋
京都市中京区壬生梛ノ宮町24
(075)841-0751


季節の移ろいを敏感に感じ取り、表現された和菓子。
また一つ季節が春へと近づきました。
芽を出したばかりの蕨(わらび)のことを早蕨と表現します。

陽だまりの中、芽を出したばかりの蕨の様子から春を感じることでしょう。
春を感じる蕨の焼印が付けられた優しい雰囲気のお菓子です。


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2018年2月10日

菓銘『花椿』
笹屋守栄
京都市北区衣笠天神森町38
(075)463-0338


椿にちなんだ和菓子を数多く見かける時期です。
そのほとんどは、練り切りや羽二重、外郎などで椿の花を模った和菓子です。
椿の焼印が付けられた薯蕷饅頭の意匠は初めて目にしました。


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2018年2月11日

菓銘『ロウバイ』
亀屋友永
京都市中京区新町通丸太町下ル大炊町192
(075)231-0282


寒空の下、私たちにいち早く春の訪れを知らせてくれた蝋梅の花。
華々しく咲くというよりはどこか控えめに咲く印象が強い花です。
見頃を過ぎ、香しい香りともそろそろお別れです。


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2018年2月12日

菓銘『椿』
聚洸
京都市上京区大宮寺之内上ル
(075)431-2800


今年もこちらのお菓子をいただける時期となりました。
京菓子らしい引き算の簡素な意匠。
それでいて椿の雰囲気を感じられる羽二重製のお菓子です。


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2018年2月13日

菓銘『早わらび』
千本玉壽軒
京都市上京区千本通今出川上ル
(075)461-0796


早わらびの意匠も様々。
こちらのお店では、こなし生地に型押しをしたお菓子です。
こなし生地の日本らしい和色のグラデーションから温もり感じます。


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2018年2月14日

菓銘『ハート上用』
長久堂
京都市北区上賀茂畔勝町97-3
(075)712-4405


本日はバレンタイン。
チョコレートではなく、和菓子をプレゼントされる方が年々増えているように感じます。

美しいハートの形が印象的な薯蕷饅頭です。


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2018年2月15日

菓銘『梅日和』
紫野源水
京都市北区小山西大野町78-1
(075)451-8857


梅を模った薯蕷饅頭。
お饅頭を二つに割ると鮮やかなピンク色のこし餡が目に飛び込んできます。
寒い日が続いていますが、こちらのお菓子からひと足早く春を感じてみませんか。


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2018年2月16日

菓銘『紅梅』
二葉軒
京都市南区東九条中御霊町25
(075)691-5026


近年、再開発により多くの人が訪れるようになった梅小路公園。
その公園の東南側にある『梅こみち』と名付けられた梅林。
14品種、140本の梅の木が植えられています。
固かった紅梅の蕾が少しづつほころび始めてきました。

春の訪れを感じる梅を模ったこなし製のお菓子です。


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2018年2月17日

菓銘『雪間の梅』
えん寿
京都市右京区太秦多藪町14-93
(075)432-7564


雪が舞い散る夜空を眺めて過ごすひと時。
明朝の京都市内では、こちらのお菓子のような光景を見ることができるかもしれません。

梅に雪が降り積もった様子を表現したきんとん製のお菓子です。


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2018年2月18日

菓銘『梅一輪』
笹屋守栄
京都市北区衣笠天神森町38
(075)463-0338


梅花祭を一週間後に控えた北野天満宮。
梅の開花が気になるところです。

少しづつほころび始めてきた梅の蕾。
日毎に変わりゆく、その様子に本格的な春の到来がまた近づたことを知らせてくれます。


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2018年2月19日

菓銘『梅ヶ香』
亀屋友永
京都市中京区新町通丸太町下ル大炊町192
(075)231-0282


京都御苑の西側に広がる梅林。
遅咲きと早咲きの梅の木が約200本植えられています。
その中には、一本の木に紅白の花が咲く『想いのまま』という品種も植えられており、これからの時期、
多くの人々で賑わいます。

『梅が香に のっと日の出る 山路かな(松尾芭蕉)』

お菓子からみなさんそれぞれの春の香りを感じて過ごしてみてくださいね。


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2018年2月20日

菓銘『早わらび』
霜月
京都市北区西賀茂榿ノ木町5
(075)491-5556


春を感じるような暖かい一日となった京都市内。
本日は、もちろん春を感じるお菓子のご紹介です。

口の中で春の香りが広がります。
よもぎを使用したこなし製のお菓子です。


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2018年2月21日

菓銘『椿もち』
亀屋良長
京都市下京区四条通油小路西入柏屋町17-19
(075)221-2005


この時期に必ず口にしたくなる、日本最古の餅菓子と伝わる『椿餅』。
源氏物語『第34帖・若菜上』の中で、
『椿い餅、梨、柑子やうのものども、様々に筥の蓋どもにとりまぜつつあるを、若きひとびと、そぼれとり食ふ』
と若い人々が蹴鞠のあとの宴で食べる場面が登場します。

その当時、砂糖は無く、甘葛(あまづら)というツタの汁を煮詰めたものでほんのりと甘味をつけていたそうです。
椿の葉を愛でながらいただく、品を感じるお菓子です。

こちらのお店の椿餅には、道明寺の中に梅酒で漬けられた金柑が入っています。


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2018年2月22日

菓銘『梅一枝』
老松
京都市上京区北野上七軒
(075)463-3050


一ヶ月後には、桜の便りが届きはじめる頃。
それまでは、梅の花が春の訪れを感じさせてくれます。

薯蕷饅頭に入れられた梅の枝に見立てた焼き印。
寒さに耐えながら凛と咲く梅の花。
まさに今の情景を表現したお菓子です。


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2018年2月23日

菓銘『紅』
えん寿
京都市右京区太秦多藪町14-93
(075)432-7564


梅の名所として知られる北野天満宮。
本日より3月18日までの金、土、日に限り梅苑のライトアップが行われます。
京都府内での梅林のライトアップは今回が初めての試みだそうです。

漆黒の闇に浮かぶ紅梅の花。
紅梅の色、そして黒は夜空ではなく夜の闇。
二色の色合いだけで表現した羊羹製のお菓子です。


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2018年2月24日

菓銘『ねじ梅』
千本玉壽軒
京都市上京区千本通今出川上ル
(075)461-0796


梅花祭を明日に控えた北野天満宮。
境内には野点大茶湯の舞台が設けられて明日を待つばかり。
梅の花は、この数日の暖かさで一部の蕾がほころびました。


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2018年2月25日

菓銘『北野の梅』
老松
京都市上京区北野上七軒
(075)463-3050


梅花祭が華やかに執り行われた北野天満宮。
本日のお菓子は、やはりこちらのお店のお菓子しかありません。


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2018年2月26日

菓銘『北野の春』
笹屋守栄
京都市北区衣笠天神森町38
(075)463-0338


北野天満宮の梅花祭が終わり、まさにこちらの菓銘のような穏やかな気候となった本日。
ゆり根餡を包んだお菓子です。


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2018年2月27日

菓銘『早春』
茶寮 宝泉
京都市左京区下鴨西高木町25
(075)712-1270


本日も穏やかな暖かい気候となり絶好の散策日和となった京都市内です。
下鴨神社の境内を流れる御手洗川にかかる朱色の輪橋のたもとに植えられている一本の紅梅。
尾形光琳が描いた国宝『紅白梅図屏風』のモデルとなったと伝わる梅です。
『光琳の梅』と呼ばれるその梅の蕾が、この数日の暖かさに誘われてほころびはじめてきました。

梅を模った外郎製のお菓子です。
下鴨神社に参拝に行かれた際には、こちらのお店に立ち寄られてはいかがでしょうか。


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2018年2月28日

菓銘『咲き分け』
聚洸
京都市上京区大宮寺之内上ル
(075)431-2800


2018年2月も残すところ数時間となりました。
これからの時期、一本の木に紅梅白梅が入り混じって咲く『咲分』と呼ばれる梅が花を咲かせます。
北野天満宮、二条城、京都御苑、智積院などで、その様子を目にすることができます。

梅にちなんだお菓子の代表的な意匠の一つがこちら。
紅白の色合い、きんとんのそぼろの粗さなどがお店によって様々。
見比べてみると違いが一目瞭然のお菓子です。


informationお知らせ

2018年2月2日
JR東海【そうだ 京都、行こう。】のオフィシャルHPに小倉夢桜が執筆させていただいた記事が掲載。
春の息吹が感じられる和菓子をご紹介させていただいております。
http://souda-kyoto.jp/blog/00363.html
2017年12月27日
JR東海【そうだ 京都、行こう。】のオフィシャルHPに小倉夢桜が執筆させていただいた記事が掲載。
2018年を寿(ことほ)ぐ、祝いの和菓子をご紹介させていただいております。
http://souda-kyoto.jp/blog/00329.html
2017年10月10日
月刊京都・11月号にて【小倉夢桜が選ぶ!『秋の京菓子』】を担当させていただいております。
書店にて発売中です。
2017年9月28日
ホームページをリニューアルしました。

profile

小倉 夢桜-Yume- (おぐら ゆめ)

京都在住。
和菓子ライフデザイナー/ライター/フォトグラファーとして、四季折々の京都を発信。
手のひらにのせた和菓子から小さな幸せを感じ、『手のひらの幸せ』をより多くの方に伝えたい!
その想いから2012年より、自身が立ち上げた【きょうの『和菓子の玉手箱』】。
こちらでは京都の素敵な和菓子たちの世界を毎日お届けしている。
立ち上げて以来、自身が食べた和菓子の数は数千個に及ぶ。
数々の和菓子を見て、食べて感じた経験を活かして、テレビ番組製作の監修をはじめ、執筆活動や講演など
京都の和菓子をより多くの方に身近に感じていただく活動を行っている。
現在は月刊京都(白川書院)で【月刊京都版・きょうの『和菓子の玉手箱』】を連載中。


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