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京都の和菓子を毎日紹介-2017年10月-・きょうの『和菓子の玉手箱』

一日一菓。 2018年9月

和菓子ライフデザイナー小倉夢桜-Yume-が
お届けする京都の素敵な和菓子を毎日ご紹介。
新たな京都を感じてみませんか。

ギャラリー

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2018年9月1日

菓銘『初萩』
二條若狭屋
京都市中京区二条通小川東入る西大黒町333-2
(075)231-0616


長月となった京都市内。
その由来の一つに、この時期は雨が多く降る為、『長雨月(ながめつき)』と呼ばれ、
それを略されたという説があります。
今朝の京都市内は雨。

9月はなんといっても萩の月。
見頃はまだ先となりますが、一株だけこぼれて咲いている様子を見かけました。
雨に濡れた萩の葉。
楕円形の可愛らしい葉から滴り落ちる雨粒。
萩には雨が良く似合います。


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2018年9月2日

菓銘『秋草』
本家玉壽軒
京都市上京区今出川通大宮東入元伊佐町262
(075)441-0319


秋の七草の一つでもある『萩』。
その萩を外郎といら粉で表現しています。
そこに『秋草』という銘。
京菓子らしさを感じます。


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2018年9月3日

菓銘『爽やぐ』
長久堂
京都市北区上賀茂畔勝町97-3
(075)712-4405


爽やかな秋風に揺れる木々たち。
中には、ゆず餡が入っており、銘も味も爽やかなお菓子です。


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2018年9月4日

菓銘『桔梗』
京都鶴屋 鶴壽庵
京都市中京区壬生梛ノ宮町24
(075)841-0751


桔梗の特徴的な花の様子を外郎(ういろう)で表現したお菓子です。


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2018年9月5日

菓銘『着せ綿』
本家玉壽軒
京都市上京区今出川通大宮東入元伊佐町262
(075)441-0319


次の日曜日は『重陽の節句』です。
その重陽の節句にちなんだお菓子です。


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2018年9月6日

菓銘『虫の音』
長久堂
京都市北区上賀茂畔勝町97-3
(075)712-4405


職人さん曰く、
『風が涼しく感じられはじめ、夕方に鳴く虫たちの音色も秋を演出してくれます。
外郎で袋を表現しました。
秋の虫たちを見つけられるのを楽しむ子供たちの笑顔の様子を表現していただけたらと感じます。』


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2018年9月7日

菓銘『待宵草(まつよいぐさ)』
鍵甚良房
京都市東山区大和大路通四条下ル小松町140
(075)561-4180


黄色の四弁の花をつけ夕方開き、翌朝にはしぼむ『待宵草(まつよいぐさ)』。
焼皮で粒あんを包み表現したお菓子です。
もっちりした食感がきっと癖になることでしょう。


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2018年9月8日

菓銘『着綿』
長久堂
京都市北区上賀茂畔勝町97-3
(075)712-4405


明日の9月9日は、今年最後の節句『重陽の節句』です。
意外にも知っている方が少ない節句です。
古来より、奇数は縁起の良い陽数、偶数は縁起の悪い陰数と考えられてきました。
特に『9』という一番大きな陽数が重なる日『9月9日』は重んじられました。
そこから『重陽の節句』と呼ばれるようになりました。
菊の花が邪気を払い長寿に効くとされ、菊の花びらを浮かべた菊酒を飲み不老長寿を願います。
8日の夜に菊に綿をかぶせ、9日に露で湿ったその綿で体を拭い長寿を祈る『菊の着綿(きくのきせわた)』
という習わしがあります。
その『菊の着綿』を表現したお菓子がこちらです。


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2018年9月9日

菓銘『菊の節句』
本家玉壽軒
京都市上京区今出川通大宮東入元伊佐町262
(075)441-0319


本日9月9日は『重陽の節句』。
旧暦では菊が咲く季節であることから別名を『菊の節句』とも呼びます。
菊酒を飲み、無病息災と長寿を願われましたでしょうか。
私はお酒が飲めないのでお菓子で無病息災と長寿を願います。


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2018年9月10日

菓銘『重陽』
亀屋則克
京都市中京区堺町通三条上ル大阪材木町702
(075)221-3969


外郎で菊を模ったお菓子です。
みなさんには、どのような菊花の様子が目に浮かぶのでしょうか。


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2018年9月11日

菓銘『おとずれ』
茶寮 宝泉
京都市左京区下鴨西高木町25
(075)712-1270


日に日に秋のおとずれを感じるようになってきた京都市内。
秋の七草のひとつである桔梗を外郎で模ったお菓子。
そのお菓子に名付けられた『おとずれ』という銘。
情緒ある秋の京都の風景が目に浮かびます。


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2018年9月12日

菓銘『初雁』
長久堂
京都市北区上賀茂畔勝町97-3
(075)712-4405


秋の代表的な菓銘の一つ『初雁』。
秋の到来を告げる渡り鳥の雁を表現したお菓子です。
秋のお菓子からは、日本の心を感じます。


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2018年9月13日

菓銘『栗ういろう』
日栄軒
京都市北区小山初音町61
(075)491-2204


この時期がやってきました。
栗好きには、夢のような日々です。
秋を感じながらほっこりとするひと時。
栗好きの方はぜひ!


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2018年9月14日

菓銘『初雁』
茶寮 宝泉
京都市左京区下鴨西高木町25
(075)712-1270


初雁にちなんだお菓子も様々です。
こちらのお店では、夕暮れ時に飛ぶ雁を黒胡麻で見立てた粟羊羹製のお菓子です。


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2018年9月15日

菓銘『萩の宮』
長久堂
京都市北区上賀茂畔勝町97-3
(075)712-4405


京都御所に隣接する梨木神社。
『萩の宮』とも呼ばれる京都を代表する萩の名所です。
来週から始まる『萩まつり』に向けて萩の花が咲き進んできています。
今朝の京都市内は雨。
丸みを帯びた小さくて可愛らしい萩の葉に雨粒。
輝きを益した萩の様子を見ることができました。


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2018年9月16日

菓銘『延寿(鶴)』
鶴屋吉信
京都市上京区今出川通堀川西入
(075)441-0105

明日は『敬老の日』。
鶴は千年のたとえから作られた薯蕷製のお菓子です。
長寿を祝い、長寿を願い、いただいてみてはいかがでしょうか。


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2018年9月17日

菓銘『月雲』
笹屋伊織
京都市下京区七条通大宮西入花畑町86
(075)371-3333

中秋の名月を一週間後に控えた京都市内。
和菓子屋では月にちなんだお菓子を見かけるようになってきました。


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2018年9月18日

菓銘『月羹』
甘楽花子
京都市左京区聖護院山王町16-21
(075)741-8817

秋の夜空を表現した黒糖羹製のお菓子です。
こちらのお菓子のような満月が見えることを願って美味しくいただきました。


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2018年9月19日

菓銘『水月』
長久堂
京都市北区上賀茂畔勝町97-3
(075)712-4405

爽やかな秋晴れの一日となった京都市内。
久しぶりに今夜は月が綺麗に見えています。
虫の音をBGMにのんびりと夜空を見上げるひと時がこの上ない幸せに感じます。
水面に映る満月を表現したお菓子です。
お菓子からゆっくりと流れる秋の夜を感じてください。


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2018年9月20日

菓銘『こぼれ萩』
茶寮 宝泉
京都市左京区下鴨西高木町25
(075)712-1270

『萩の寺』として親しまれている常林寺の萩が見頃へと近づいてきました。
萩の花咲く様子をきんとんで表現したお菓子です。
ピンク色のそぼろを萩の花に見立てて上品にあしらっているところはさすがです。
心癒される意匠です。


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2018年9月21日

菓銘『月あかり』
笹屋伊織
京都市下京区七条通大宮西入花畑町86
(075)371-3333

咲きこぼれた萩を満月のあかりが照らす様子を表現したお菓子です。
この時期にならでは情景ですね。


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2018年9月22日

菓銘『こぼれ萩』
日栄軒
京都市北区小山初音町61
(075)491-2204

雨上がりの京都市内。
萩の花が咲き進む梨木神社では萩まつりが行われました。
御朱印を集めていらっしゃる方は、萩まつり期間限定の御朱印が授与されます。
明日、明後日も行われますので出かけてみてはいかがでしょうか。
萩の葉からこぼれ落ちる花の様子を表現したお菓子です。


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2018年9月23日

菓銘『すすき』
亀屋則克
京都市中京区堺町通三条上ル大阪材木町702
(075)221-3969

秋の七草の一つである『すすき』が花開き、秋風に揺らめいています。
鴨川の河川敷では、その様子をいたるところで見かけることができます。
明日は中秋の名月。
美しい十五夜の月が見えることを祈るばかりです。
すすきの焼印を入れた葛焼きのお菓子です。


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2018年9月24日

菓銘『小芋』
甘楽花子
京都市左京区聖護院山王町16-21
(075)741-8817

十五夜の今宵は無月となった京都市内です。
コオロギや鈴虫などの音色をBGMに見えない月に想いを馳せるひと時。
願いが叶い、ほんの一瞬だけ顔を見せてくれました。

中秋の名月は『芋名月』とも呼ばれ、収穫を祝って里芋などの芋類をお供えします。
小芋を表現したこなし製のお菓子です。


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2018年9月25日

菓銘『向月台』
長久堂
京都市北区上賀茂畔勝町97-3
(075)712-4405

今宵は十六夜。
薄っすらと京都市内を覆っている雲。
満月が京都市内をぼんやりと照らしています。
満月の夜に思い浮かぶのが銀閣寺の白砂を敷きつめた銀砂灘と円錐形をした砂盛りの向月台。
銀砂灘の中には、石英と雲母(きらら)が混じっており、月光により銀砂灘がキラキラと光ると言われています。
そして、向月台の上に座って背後の月待山に昇る月を眺めたと伝えられています。
庭園のすすきが秋風に揺らめいています。
甘酒が入っている外郎ですすきを表現したお菓子です。


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2018年9月26日

菓銘『栗浮島』
笹屋吉清
京都市左京区下鴨東半木町67
(075)781-0904

秋の風景を思い浮かべる色合い。
秋の味覚『栗』を使用した浮島製のお菓子です。


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2018年9月27日

菓銘『栗の子』
鍵甚良房
京都市東山区大和大路通四条下ル小松町140
(075)561-4180

栗好きの方には、嬉しいお菓子です。
栗そのものの素材の風味を存分に味わってください。


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2018年9月28日

菓銘『千代見草』
長久堂
京都市北区上賀茂畔勝町97-3
(075)712-4405

千代見草とは、菊の異称です。
食用菊の花びらをあしらい、気品溢れる様々な色に咲き競う菊を表現したきんとん製のお菓子です。


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2018年9月29日

菓銘『栗かのこ』
聚洸
京都市上京区大宮寺之内上ル
(075)431-2800

山の恵みを使用したこの時期ならではのお菓子はまるで宝石のようです。
栗好きにとっては、これ以上の幸せはありません。


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2018年9月30日

菓銘『栗羊かん』
鍵甚良房
京都市東山区大和大路通四条下ル小松町140
(075)561-4180

京菓子には、抽象的な曲線を山並みに見立てる手法があります。
その時々の季節に合わせた色を使うことによって四季折々のお菓子に仕上げる『山路』という銘を付けたお菓子があります。
例えば、春は、よもぎ色や桜色。
そして秋が深まる頃は、黄色と朱色のグラデーションで表現します。
「これぞ、京菓子。」
そのようなお菓子です。
今回のお菓子は、その抽象的な曲線で山並みを表現して、山の幸である『栗』を使用して仕上げた羊羹製のお菓子です。
鮮やかな色合いではなくても、この時期の山を感じることができるお菓子です。


informationお知らせ

2018年9月3日
JR東海【そうだ 京都、行こう。】のオフィシャルHPに小倉夢桜が執筆させていただいた記事が掲載。
『重陽の節句』にちなんだお菓子のご紹介させていただいております。
http://souda-kyoto.jp/blog/00545.html
2018年8月4日
【食べログマガジン】に『和菓子と巡る、京都さんぽ』を連載執筆させていただいております。
今回は『心を届ける和菓子屋「船屋秋月」』です。
https://magazine.tabelog.com/articles/45909
2018年8月2日
JR東海【そうだ 京都、行こう。】のオフィシャルHPに小倉夢桜が執筆させていただいた記事が掲載。
『立秋』を迎える京都。送り火にちなんだお菓子のご紹介させていただいております。
http://souda-kyoto.jp/blog/00524.htmll
2018年3月10日
月刊京都・4月号にて【小倉夢桜が選ぶ!『春の京菓子』】を担当させていただいております。
書店にて発売中です。
2018年3月2日
JR東海【そうだ 京都、行こう。】のオフィシャルHPに小倉夢桜が執筆させていただいた記事が掲載。
ほんのりと春めく和菓子をご紹介させていただいております。
http://souda-kyoto.jp/blog/00392.html
2018年2月2日
JR東海【そうだ 京都、行こう。】のオフィシャルHPに小倉夢桜が執筆させていただいた記事が掲載。
春の息吹が感じられる和菓子をご紹介させていただいております。
http://souda-kyoto.jp/blog/00363.html
2017年12月27日
JR東海【そうだ 京都、行こう。】のオフィシャルHPに小倉夢桜が執筆させていただいた記事が掲載。
2018年を寿(ことほ)ぐ、祝いの和菓子をご紹介させていただいております。
http://souda-kyoto.jp/blog/00329.html
2017年10月10日
月刊京都・11月号にて【小倉夢桜が選ぶ!『秋の京菓子』】を担当させていただいております。
書店にて発売中です。
2017年9月28日
ホームページをリニューアルしました。

profile

小倉 夢桜-Yume- (おぐら ゆめ)

京都在住。
和菓子ライフデザイナー/ライター/フォトグラファーとして、四季折々の京都を発信。
手のひらにのせた和菓子から小さな幸せを感じ、『手のひらの幸せ』をより多くの方に伝えたい!
その想いから2012年より、自身が立ち上げた【きょうの『和菓子の玉手箱』】。
こちらでは京都の素敵な和菓子たちの世界を毎日お届けしている。
立ち上げて以来、自身が食べた和菓子の数は数千個に及ぶ。
数々の和菓子を見て、食べて感じた経験を活かして、テレビ番組製作の監修をはじめ、執筆活動や講演など
京都の和菓子をより多くの方に身近に感じていただく活動を行っている。
現在は月刊京都(白川書院)で【月刊京都版・きょうの『和菓子の玉手箱』】を連載中。


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