本文へスキップ

京都の和菓子を毎日紹介-2017年10月-・きょうの『和菓子の玉手箱』

一日一菓。 2019年3月

和菓子ライフデザイナー小倉夢桜-Yume-が
お届けする京都の素敵な和菓子を毎日ご紹介。
新たな京都を感じてみませんか。

ギャラリー

イメージ01

2019年3月1日

菓銘『西王母』
嵯峨嘉
京都市右京区嵯峨広沢御所ノ内町35-15
(075)872-5218


弥生となった本日。
いよいよ、本格的な春の訪れですね。
不老長寿の願いが込められている桃。
桃の節句が近づいてきました。
桃を模った外郎製のお菓子です。


イメージ01

2019年3月2日

菓銘『羽織いちご』
笹屋伊織
京都市下京区七条通大宮西入花畑町86
(075)371-3333


明日は、『上巳の節句』。
三十三間堂では、名前にちなんで『三』の重なる3月3日に『春桃会』が行われます。
この日は、境内が無料開放となり、特別に千体観音像を高壇から眺めることができます。
日頃と違う視点から目にする千体観音像に仏像好きのみならず、胸が高鳴ることでしょう。

甘く熟した新潟県産のいちご『越後姫』。
小麦粉と餅粉のもっちりとした焼き皮を羽織らせてお雛様に見立てたお菓子です。


イメージ01

2019年3月3日

菓銘『ひちぎり』
長久堂
京都市北区上賀茂畔勝町97-3
(075)712-4405


本日は『上巳の節句』。
別名『桃の節句』とも呼ばれ親しまれている節句です。
本日は、行く先々の和菓子屋さんの店頭で『ひちぎり』を見かけました。
『ひちぎり』は京都で作られる雛祭りの代表的な上生菓子です。
もとは平安時代、宮中の儀式の祝儀に用いられた『戴き餅』に由来します。
白いお餅を引きちぎって、真ん中を窪ませて、その上に餡を載せただけのものでした。
その『戴き餅』が、時代を経て江戸時代に現在のような意匠となりました。
こちらは、その『ひちぎり』をより親しみやすい意匠としたお菓子です。
このような『ひちぎり』があれば幸せな時間を運んでくれること間違いありませんね!


イメージ01

2019年3月4日

菓銘『西王母』
京都鶴屋 鶴壽庵
京都市中京区壬生梛ノ宮町24
(075)841-0751


桃をモチーフにしたお菓子を見かけるこの時期。
西王母とは、中国の神話に出てくる女神様のことです。
西王母の持っている桃は三千年に一度実をつけ、それを食べると三千年寿命が延びるという、
伝説が中国にあります。
桃を模ったお菓子には不老長寿の願いが込められています。


イメージ01

2019年3月5日

菓銘『春一番』
茶寮 宝泉
京都市左京区下鴨西高木町25
(075)712-1270


穏やかな気候となった本日の京都市内です。
春を思わせる色合いで作られた村雨製のお菓子です。


イメージ01

2019年3月6日

菓銘『菜の花』
游月
京都市左京区山端壱町田町8-31
(075)711-1110


昨年6月に紫陽花の花手水で一躍有名になった長岡京市の柳谷観音・楊谷寺。
現在は、菜の花が手水に浮かべられています。
鮮やかな緑と黄色の色彩のコントラストが春を感じさせてくれます。
その色合いで菜の花を表現したきんとん製のお菓子です。


イメージ01

2019年3月7日

菓銘『桃花流水』
長久堂
京都市北区上賀茂畔勝町97-3
(075)712-4405


中国の詩人『李白』が詠んだ詩に【山中問答】があります。

『余に問ふ 何の意ぞ碧山(へきざん)に棲むと
笑って答えず 心自から閑(かん)なり
桃花流水(とうかりゅうすい)杳然(ようぜん)として去る
別に天地の人間(じんかん)に非(あら)ざる有り』

【「どういう気持ちでこんな緑深い山奥に住んでいるのか?」と
人が私に尋ねる。
私は笑うばかりで答えない。
私の心はのどかである。
桃の花びらを浮かべ、水はどこまでも流れていく。
ここにこそ俗世間とは異なった別世界があるのだ。】

その情景をきんとんで表現したお菓子です。
淡い色合いから春を感じます。


イメージ01

2019年3月8日

菓銘『春めく』
茶寮 宝泉
京都市左京区下鴨西高木町25
(075)712-1270


今朝は京都市街地から山頂が薄っすらと雪化粧となった風景を見ることができました。
先日の穏やかな気候から一転して、肌寒い気候となりました。
河川敷では、今年初めて土筆(つくし)が顔を出している様子を見つけました。
春を実感した瞬間です。
春を感じる土筆の焼印が印象的なお菓子です。


イメージ01

2019年3月9日

菓銘『桜もち』
霜月
京都市北区西賀茂榿ノ木町5
(075)491-5556


散策日和となった本日の京都市内。
見頃となった河津桜の色鮮やかな花には本日のような青空がよく合います。
今年も桜餅のシーズンがやってきました!


イメージ01

2019年3月10日

菓銘『草若葉』
長久堂
京都市北区上賀茂畔勝町97-3
(075)712-4405


京都市内の和菓子屋の店頭には春の香りを楽しめるお菓子が並んでいます。
本日のお菓子は外郎生地に蓬(よもぎ)をふんだんに練り込んだお菓子です。
お菓子の下には、きな粉が敷かれており、慣れ親しんでいる蓬餅のように親しみをもって
召し上がることができます。
口の中で広がる蓬の香り。
春の香りを楽しむにはおススメのお菓子です。


イメージ01

2019年3月11日

菓銘『桜餅』
鍵甚良房
京都市東山区大和大路通四条下ル小松町140
(075)561-4180


関東風として紹介される長命寺(焼き皮)製の桜餅。
京都では、あまり見かけることがないお菓子です。
こちらのお店では、焼き皮と桜葉の間に塩漬けされた桜の花が添えられています。
より春を感じることができる桜餅ではないでしょうか。


イメージ01

2019年3月12日

菓銘『若桜』
笹屋守栄
京都市北区衣笠天神森町38
(075)463-0338


桜にちなんだお菓子を店頭で見かけるようになってきました。
季節を少し早く先取りして、季節を彩るお菓子を店頭に並べる和菓子屋さん。
そんな和菓子屋さんには、一足早く本格的な桜シーズンが到来したようです。
桜を模った、こなし製のお菓子です。


イメージ01

2019年3月13日

菓銘『初桜』
游月
京都市左京区山端壱町田町8-31
(075)711-1110


『世の中に たえて桜の なかりせば 春の 心は のどけからまし (在原業平)』
業平が桜への愛着を詠んだ歌です。

いつの時代も桜に対する愛着は変わらないものですね。
その歌人の気持ちを表現した薯蕷饅頭です。


イメージ01

2019年3月14日

菓銘『華やぐ』
亀屋良長
京都市下京区四条通油小路西入柏屋町17-19
(075)221-2005


本日はホワイトデー。
いちごピューレと生クリーム、そしてホワイトチョコレートが入ったお菓子です。
毛通しで表現した、きんとん製のお菓子は雰囲気が優しくなります。
お味も見た目も女性好みのお菓子ではないでしょうか。


イメージ01

2019年3月15日

菓銘『桃香』
茶寮 宝泉
京都市左京区下鴨西高木町25
(075)712-1270


京都御苑の西側には桃林と梅林が整備されています。
梅の花が散りはじめる頃、膨らんだ桃の蕾がほころびはじめます。
桃の花が一輪、また一輪と開きはじめています。
例年であれば、近衛邸跡の糸桜が見頃となる頃、桃の花も見頃となります。
近衛邸跡の糸桜を見に行かれた際には、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。


イメージ01

2019年3月16日

菓銘『佐保』
長久堂
京都市北区上賀茂畔勝町97-3
(075)712-4405


春をつかさどる神『佐保姫』。
春の野山にかかる霞を古来の人々は佐保姫の織りなす薄い布だと考えていました。

春の象徴である桜。
その塩漬けがあしらわれたお菓子です。
見えぬ佐保姫の姿に想いを巡らしながらいただいてみてはいかがでしょうか。


イメージ01

2019年3月17日

菓銘『春の小川』
游月
京都市左京区山端壱町田町8-31
(075)711-1110


水温むこの時期、水面に映す春の情景。
春らしい優しい色合いの外郎製のお菓子です。


イメージ01

2019年3月18日

菓銘『桜餅』
笹屋守栄
京都市北区衣笠天神森町38
(075)463-0338


春らしい天候となった本日の京都市内。
色鮮やかに咲いている桜は、青空の下が良く似合います。
桜餅を青空の下でいただいてみませんか。


イメージ01

2019年3月19日

菓銘『わらび上用』
亀屋良長
京都市下京区四条通油小路西入柏屋町17-19
(075)221-2005


きれいな朧月が夜空に浮かんでいる今夜の京都市内です。
春らしい、やわらかくかすんで見える月に春を感じます。
そして、こちらのお菓子からも感じる春。


イメージ01

2019年3月20日

菓銘『春の舞』
笹屋伊織
京都市下京区七条通大宮西入花畑町86
(075)371-3333


本日も春らしい天候となった京都市内です。
花壇に咲く菜の花の周りを蝶が舞い踊り、私たちに本格的な春の訪れを知らせてくれます。
蝶を表現した外郎製のお菓子です。


イメージ01

2019年3月21日

菓銘『春の水』
長久堂
京都市北区上賀茂畔勝町97-3
(075)712-4405


春分の日の京都市内は、スッキリとしない天気でしたが、とても暖かい一日となりました。
市内では早咲きの桜が見頃を迎えており、一部では既に散り始めているところもあります。
この陽気が順調に続くと今週末あたりには、近衛邸の糸桜が見頃となりそうです。
水の温もりを感じはじめるこの頃。
水辺に寄り添う桜が花開き、水面に映り込む光景に心奪われる瞬間。
待ちに待ったその時まであとわずかです。


イメージ01

2019年3月22日

菓銘『初桜』
京都鶴屋 鶴壽庵
京都市中京区壬生梛ノ宮町24
(075)841-0751


桜の蕾がほころびはじめてきています。
ソメイヨシノよりもひと足はやく、早咲きの枝垂れ桜が見頃を迎えます。
いよいよです。

桜の花を抽象的にこなしの茶巾しぼりと玉あられで表現したお菓子です。


イメージ01

2019年3月23日

菓銘『桜花』
芳治軒
京都市山科区椥辻中在家町9-1
(075)594-5523


時の流れと共に一輪、また一輪と花開く桜。
個人的には、満開の桜よりも蕾が膨らみ満開へと向かうこの時期が好きです。
一輪を大切に愛でたいと思わせてくれる、こなし製のお菓子です。


イメージ01

2019年3月24日

菓銘『うらら』
長久堂
京都市北区上賀茂畔勝町97-3
(075)712-4405


雲の隙間から零れる太陽の陽射しが暖かかった本日の京都市内。
自然に心も弾んでくる時期です。
行き交う人々の顔も心なしか笑顔のようです。
やわらかな色合いで春の花と情景を表現した外郎製のお菓子です。


イメージ01

2019年3月25日

菓銘『若柳』
千本玉壽軒
京都市上京区千本通今出川上ル
(075)461-0796


京都の街中にある『六角堂』の境内に植えられている御幸桜が可憐な花を咲かせています。
咲きはじめた頃は白い花を咲かせ、次第にピンク色へと変化していく珍しい桜です。
白い花を咲かせている期間は短く、中にはもう既にピンク色となった花も・・・
そして、本堂前に植えられている柳が芽吹き、明るく柔らかい緑が優しく映えています。
街中で見ることができる春らしい光景です。


informationお知らせ

2019年3月5日
JR東海【そうだ 京都、行こう。】のオフィシャルHPに小倉夢桜が執筆させていただいた記事が掲載。
京都に淡く優しく花開くお菓子をご紹介をさせていただいております。
http://souda-kyoto.jp/blog/00667.html
2019年2月2日
JR東海【そうだ 京都、行こう。】のオフィシャルHPに小倉夢桜が執筆させていただいた記事が掲載。
京都に春を呼ぶお菓子をご紹介をさせていただいております。
http://souda-kyoto.jp/blog/00648.html
2019年1月6日
JR東海【そうだ 京都、行こう。】のオフィシャルHPに小倉夢桜が執筆させていただいた記事が掲載。
新年にふさわしいお菓子をご紹介をさせていただいております。
http://souda-kyoto.jp/blog/00628.html
2018年12月1日
JR東海【そうだ 京都、行こう。】のオフィシャルHPに小倉夢桜が執筆させていただいた記事が掲載。
師走を表現したお菓子のご紹介をさせていただいております。
http://souda-kyoto.jp/blog/00611.html
2018年11月6日
JR東海【そうだ 京都、行こう。】のオフィシャルHPに小倉夢桜が執筆させていただいた記事が掲載。
錦秋の京都を表現したお菓子のご紹介をさせていただいております。
http://souda-kyoto.jp/blog/00587.html
2018年10月3日
JR東海【そうだ 京都、行こう。】のオフィシャルHPに小倉夢桜が執筆させていただいた記事が掲載。
秋めく京をうつすお菓子のご紹介をさせていただいております。
http://souda-kyoto.jp/blog/00565.htmll
2018年9月3日
JR東海【そうだ 京都、行こう。】のオフィシャルHPに小倉夢桜が執筆させていただいた記事が掲載。
『重陽の節句』にちなんだお菓子のご紹介させていただいております。
http://souda-kyoto.jp/blog/00545.html
2018年8月4日
【食べログマガジン】に『和菓子と巡る、京都さんぽ』を連載執筆させていただいております。
今回は『心を届ける和菓子屋「船屋秋月」』です。
https://magazine.tabelog.com/articles/45909
2018年8月2日
JR東海【そうだ 京都、行こう。】のオフィシャルHPに小倉夢桜が執筆させていただいた記事が掲載。
『立秋』を迎える京都。送り火にちなんだお菓子のご紹介させていただいております。
http://souda-kyoto.jp/blog/00524.htmll
2018年3月10日
月刊京都・4月号にて【小倉夢桜が選ぶ!『春の京菓子』】を担当させていただいております。
書店にて発売中です。
2018年3月2日
JR東海【そうだ 京都、行こう。】のオフィシャルHPに小倉夢桜が執筆させていただいた記事が掲載。
ほんのりと春めく和菓子をご紹介させていただいております。
http://souda-kyoto.jp/blog/00392.html
2018年2月2日
JR東海【そうだ 京都、行こう。】のオフィシャルHPに小倉夢桜が執筆させていただいた記事が掲載。
春の息吹が感じられる和菓子をご紹介させていただいております。
http://souda-kyoto.jp/blog/00363.html
2017年12月27日
JR東海【そうだ 京都、行こう。】のオフィシャルHPに小倉夢桜が執筆させていただいた記事が掲載。
2018年を寿(ことほ)ぐ、祝いの和菓子をご紹介させていただいております。
http://souda-kyoto.jp/blog/00329.html
2017年10月10日
月刊京都・11月号にて【小倉夢桜が選ぶ!『秋の京菓子』】を担当させていただいております。
書店にて発売中です。
2017年9月28日
ホームページをリニューアルしました。

profile

小倉 夢桜-Yume- (おぐら ゆめ)

京都在住。
和菓子ライフデザイナー/ライター/フォトグラファーとして、四季折々の京都を発信。
手のひらにのせた和菓子から小さな幸せを感じ、『手のひらの幸せ』をより多くの方に伝えたい!
その想いから2012年より、自身が立ち上げた【きょうの『和菓子の玉手箱』】。
こちらでは京都の素敵な和菓子たちの世界を毎日お届けしている。
立ち上げて以来、自身が食べた和菓子の数は数千個に及ぶ。
数々の和菓子を見て、食べて感じた経験を活かして、テレビ番組製作の監修をはじめ、執筆活動や講演など
京都の和菓子をより多くの方に身近に感じていただく活動を行っている。
現在は月刊京都(白川書院)で【月刊京都版・きょうの『和菓子の玉手箱』】を連載中。


お仕事・取材のお問い合わせ

〒600-8411
京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON烏丸4F
京都Loversフォーラム
e-mail kyoto.lovers.forum@gmail.com