本日のお菓子
2017
81

花ゆふ

本日より葉月。
時が流れるのは早いものです。
今月は、お盆や五山の送り火などご先祖様に思いを寄せて心穏やかに過ごすことができる月でもあります。

落葉広葉樹の緑が色濃くなっている中、一際鮮やかに咲く花『百日紅(サルスベリ)』。
ただ今、京都市内では見頃となり、至る所で見かけることができます。

職人さん曰く、
『夏の代表の花であるサルスベリを意匠にしました。
京都市内でもサルスベリを美しく見れる所は沢山あり、馴染みのあるお花でもあります。
山のような形に、ピンク色の花を沢山付ける可愛らしい姿を錦玉羹にピンク色の村雨で表現しました。
薯蕷羹もピンク色にして、お菓子の色が美しくできることにこだわってみました。
御銘の【花ゆふ】は、風に揺れる花の情景を想像して名付けました。』
菓銘花ゆふ
店名長久堂
住所京都市北区上賀茂畔勝町97-3
電話(075)712-4405
2017
82

せせらぎ

八朔を終えた花街は、普段と変わらぬ日中の雰囲気に戻りました。
本日も水が恋しくなるような暑さとなった京都市内です。

もちろん、本日は水にちなんだお菓子です。
みなさんには、どのような『せせらぎ』が聞こえるでしょうか。
菓銘せせらぎ
店名鍵甚良房
住所京都市東山区大和大路通四条下ル4丁目小松町140
電話(075)561-4180
2017
83

河原撫子

河原に咲く可憐な撫子。
その様子を表現したお菓子です。
菓銘河原撫子
店名千本玉壽軒
住所京都市上京区千本通今出川上ル
電話(075)461-0796
2017
84

梅花藻

暑い日が続いている京都市内です。
どうしても自然と涼し気なお菓子に目がいってしまいます。

職人さん曰く、
『清流にしか生息しない貴重な水の妖精【梅花藻】の花を表現しました。
小さくて可愛い儚げな印象のお花です。
水中で涼やかに揺れる姿を吉野羹と練りきりあん(山芋)で表現しました。
近畿地方では、滋賀県・米原の醒ヶ井の地蔵川が有名ですが、今年は京都府立植物園の小川でも開花したそうです。』
菓銘梅花藻
店名長久堂
住所京都市北区上賀茂畔勝町97-3
電話(075)712-4405
2017
85

汐干狩り

本日の京都市内はうだるような暑さとなりました。
夜になっても湿度が高く、寝苦しい一晩となりそうです。

涼し気なお菓子で涼を感じてください。
菓銘汐干狩り
店名茶寮 宝泉
住所京都市左京区下鴨西高木町25
電話(075)712-1270
2017
86

撫子

可憐に咲く、撫子を表現したお菓子です。
菓銘撫子
店名御倉屋
住所京都市北区紫竹北大門町78
電話(075)492-5948
2017
87

緑陰

木漏れ日が美しい光景を演出してくれます。
その光景を思い浮かべさせてくれる葛製のお菓子です。
菓銘緑陰
店名茶寮 宝泉
住所京都市左京区下鴨西高木町25
電話(075)712-1270
2017
88

一雫

8月に咲く花も様々。
その様々な花と情景を表現する職人さんの素晴らしさを感じるお菓子です。

職人さん曰く、
『人里近い山野や道端で見る夏の花【夏水仙(ナツズイセン)】。
その花のつぼみを表現しました。
ピンク色の上品な色合いの花で8月の暑い時期、見る人々の心を和ませてくれます。
つぼみに露が少し乗っている情景を表現して御銘を一雫としました。』
菓銘一雫
店名長久堂
住所京都市北区上賀茂畔勝町97-3
電話(075)712-4405
2017
89

朝涼

こなしで朝顔を模ったお菓子です。
菓銘朝涼
店名老松(北野店)
住所京都市上京区北野上七軒
電話(075)463-3050
2017
810

ひさご

夏の象徴である瓢箪の焼印が入った葛製のお菓子です。
菓銘ひさご
店名茶寮 宝泉
住所京都市左京区下鴨西高木町25
電話(075)712-1270
2017
811

涼やかに楓の葉を表現したお菓子です。
菓銘
店名御倉屋
住所京都市北区紫竹北大門町78
電話(075)492-5948
2017
812

白露の光

朝に咲く花、昼に咲く花、そして、、、
夕方に咲く花。
夕顔の花言葉の中に『はかない恋』があります。
その理由は、夕方に花を咲かせ、翌朝には枯れてしまうからだそうです。
そして、もう一つは『魅惑の人』。
その理由は、源氏物語に登場する夕顔の君からきているそうです。

職人さん曰く、
『源氏物語の源氏の君に愛された女人、『夕顔』をイメージしました。
「心あてに それかとぞ見る 白露の 光そへたる 夕顔の花」
源氏の君へ扇に書き付けた誘いの歌です。
上品な中に大胆な誘い歌を詠んだ夕顔のイメージで作りました。
中の琥珀が美しく光っていると思います。』
菓銘白露の光
店名長久堂
住所京都市北区上賀茂畔勝町97-3
電話(075)712-4405
2017
813

もらい水

江戸時代で最も有名な女性俳人だった加賀千代女。
その方が詠んだ『朝顔やつるべとられてもらい水』という有名な俳句があります。
【朝起きて井戸に水を汲みに来てみると、朝顔のつるがつるべに巻きついていて水が汲めません。
切ってしまうのがかわいそうなので、近所に水をもらいに行きました。】という内容の俳句です。

朝顔を想う優しい気持ちに触れ、朝顔の意匠のお菓子をいただきます。
自然と心穏やかな気持ちになり、充実した一日の始まりを迎えます。

お菓子の素晴らしを改めて感じるひと時です。
菓銘もらい水
店名千本玉壽軒
住所京都市上京区千本通今出川上ル
電話(075)461-0796
2017
814

水しぶき

この時期に珍しい、きんとんで水しぶきを表現したお菓子です。
菓銘水しぶき
店名茶寮 宝泉
住所京都市左京区下鴨西高木町25
電話(075)712-1270
2017
815

送り火

明日は五山の送り火。
午後8時の東山如意ヶ嶽の『大』の字を皮切りに、松ヶ崎西山と東山の『妙法』、西賀茂船山の『舟形』。
そして大北山の『左大文字』と続き、最後に嵯峨鳥居本曼荼羅山の『鳥居形』が点火されていきます。

過ぎ行く夏とご先祖様に別れを惜しむひと時を感じる外郎製のお菓子です。
菓銘送り火
店名鍵善良房
住所京都市東山区祇園町北側264番地
電話(075)561-1818
2017
816

送り火

京都の夏の夜空を炎で染めた五山の送り火。
送り火にむかって手を合わせる京都に暮らす人々の姿。
観光行事としてではなく、ご先祖様に願いを込めて送る宗教行事として、後世にいつまでも伝わってほしいものです。
菓銘送り火
店名老松(北野店)
住所京都市上京区北野上七軒
電話(075)463-3050
2017
817

風の音

涼やかな音色が聴こえてきそうなお菓子です。
菓銘風の音
店名千本玉壽軒
住所京都市上京区千本通今出川上ル
電話(075)461-0796
2017
818

観世水

溜め水に一滴の雫。
水面に描かれる波紋。
お菓子を眺めているだけでその情景が目に浮かんできます。
菓銘観世水
店名茶寮 宝泉
住所京都市左京区下鴨西高木町25
電話(075)712-1270
2017
819

ひさご

秋の季語である『ひさご』。
このユーモラスな形は、下が大きく、末広がりということで縁起の良いものとして昔より親しまれてきました。

大きな大納言が入った道明寺羹で瓢箪を模ったお菓子です。
菓銘ひさご
店名塩芳軒
住所京都市上京区黒門通中立売上ル飛騨殿町180
電話(075)441-0803
2017
820

玉川

この時期にうってつけのお菓子ではないでしょうか。
菓銘玉川
店名朧八瑞雲堂
住所京都市北区紫竹上竹殿町43-1
電話(075)491-6011
2017
821

秋めく

日中は30℃を超え、暑い日々が続いていますが、朝晩は心地よい風を頬に感じるようになってきました。
その風に乗って聞こえてくる虫たちが奏でる秋の旋律。
この上ない演奏会に耳を傾けて過ごすひと時。
もう既に秋を存分に感じることができます。

晩夏から晩秋にかけて咲く花『水引』。
『水引』といえば、ご祝儀袋などにかける紅白の水引。
その水引に似ていることからこの名が付けられ、縁起のよい花とされています。
細くまっすぐ伸びた花穂に赤いつぼみをたくさんつけ、上から見ると赤く、下から見ると白い紅白の小さい花が次々と咲いていきます。
自分へのご褒美、そして縁起物のお菓子として身近な人へさりげなく贈っていただきたいお菓子です。
菓銘秋めく
店名長久堂
住所京都市北区上賀茂畔勝町97-3
電話(075)712-4405
2017
822

水玉

道明寺羹で水面を表現したお菓子です。
涼やかな気分へと誘ってもらってはいかがでしょうか。
菓銘水玉
店名二條駿河屋
住所京都市中京区二条通新町東入ル大恩寺町241-1
電話(075)231-4633
2017
823

水面

日中は暑い日々が続いている京都市内です。
本日は黒糖が入った葛製のお菓子で涼をとってくださいね。
菓銘水面
店名塩芳軒
住所京都市上京区黒門通中立売上ル飛騨殿町180
電話(075)441-0803
2017
824

笹の雫

笹の葉より、清涼感を感じて召し上がっていただき残暑を過ごしてみてはいかがでしょうか。
菓銘笹の雫
店名朧八瑞雲堂
住所京都市北区紫竹上竹殿町43-1
電話(075)491-6011
2017
825

初萩

暑い日々が続いている京都ですが、暦の上ではもう既に秋。
和菓子屋には秋のお菓子が並びます。
秋の七草のひとつである萩。
京都では、萩の花が咲き見頃へと向かうのは半月以上も先となりますが、ひと足お先にお菓子で秋を感じてください。

京都では『かしら道明寺』と呼ばれている6ツ割道明寺で作られたお菓子。
その上に氷餅を散らし、差し色だけで萩をイメージさせるとても上品な意匠のお菓子です。
菓銘初萩
店名老松(北野店)
住所京都市上京区北野上七軒
電話(075)463-3050
2017
826

朝霧

本日の京都市内は、夜中に降った雨のおかげで昨日よりは、少し過ごしやすい一日となりました。

夏の京都には、『葛焼き』という代表的なお菓子があります。
葛に小豆あんを練り込み、枠に流して蒸しあげてかたくり粉をつけて程よく焼いたお菓子です。
本日のお菓子は、葛のみで作られたお菓子です。
柔らかな口当たりがとても印象的。
幸せなひと時を過ごすことができました。
菓銘朝霧
店名紫野源水
住所京都市北区小山西大野町78-1
電話(075)451-8857
2017
827

雲の峯

今朝は、秋のような涼しさでしたが、日中は30℃を超える残暑厳しい天候となりました。

松尾芭蕉が奥の細で詠んだ
『雲の峯 いくつ崩れて 月の山』という俳句。

雲の峯とは、積乱雲を表します。

夏の青空に沸き立つ積乱雲を外郎で表現したお菓子です。
菓銘雲の峯
店名游月
住所京都市左京区山端壱町田町8-31
電話(075)711-1110
2017
828

桔梗

可憐に咲く、桔梗を表現したこなし製のお菓子です。
菓銘桔梗
店名日栄軒
住所京都市北区小山初音町61
電話(075)491-2204
2017
829

向日葵

きんとんとこなしで向日葵を模ったお菓子です。
菓銘向日葵
店名鍵善良房
住所京都市東山区祇園町北側264番地
電話(075)561-1818
2017
830

あかね空

京都市内は秋を感じる気候となってきました。
日が沈む頃、西の空が赤く綺麗に染まる時期となってきました。

夕焼けを背景に気持ちよさそうに飛び回る赤とんぼを表現した外郎製のお菓子。
懐かしさ、優しさを感じる和菓子らしい意匠です。
菓銘あかね空
店名千本玉壽軒
住所京都市上京区千本通今出川上ル
電話(075)461-0796
2017
831

桔梗

気品ある色合いで仕上げた薯蕷練り切り製のお菓子です。
菓銘桔梗
店名紫野源水
住所京都市北区小山西大野町78-1
電話(075)451-8857
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