月刊京都連載 和菓子歳時記
2019
515

一声

日中は初夏らしい陽射しが降り注ぐようになってきた京都市内です。
ツツジがあちらこちらで鮮やかな花を咲かせて街を彩っています。
個人的には、ツツジが咲くこの時期が一年で最も華やかなのではないかと思っています。

春の訪れを告げる鶯の鳴き声。
そして、夏の訪れを告げるホトトギスの鳴き声。
ともに季節の初めに聞く鳴き声として『初音(はつね)』と呼ばれてきました。
ホトトギスは、初夏のこの時期に季節を感じる鳥として古来より親しまれてきました。

今回は、ホトトギスにちなんだお菓子をご紹介させていただきます。
ホトトギスは夜に鳴く鳥とされています。
『一声(いっせい)は月が啼(な)いたか時鳥(ホトトギス)』という出だしではじまる小唄があります。
三日月を羽二重餅、月を横切るホトトギスを大徳寺納豆で表現しています。
耳をすませば、夏の訪れを告げるホトトギスの鳴き声が聞こえてきそうなお菓子です。
菓銘一声
店名紫野源水
住所京都市北区小山西大野町78-1
電話(075)451-8857

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