月刊京都連載 和菓子歳時記
2019
619

半夏生

6月も早いもので終盤へとさしかかろうとしていますが、京都市内では紫陽花が本格的な見頃を迎えています。
一方で池の水面には、睡蓮の花が咲き始めています。
また、池の周囲では半夏生の葉がすくすくと育ち、爽やかな緑色の葉が少しずつ白くなってきています。
植物たちは、気候の変化を敏感に感じとり、私たちに季節の移ろいを教えてくれます。

半夏生といえば、建仁寺の塔頭である『両足院』が有名ですが、ただいま初夏の特別公開が行われています。
この時期から7月の初旬にかけて、葉が化粧をしたように白くなり、また緑色の葉に戻る半夏生。
その様子から半化粧と呼ばれ、転じて半夏生となりました。
緑と白のコントラストが池をさらに清涼感のある様子に変えてくれます。

今回は、その半夏生にちなんだお菓子をご紹介させていただきます。
涼し気な吉野羹をよく見ると半夏生をイメージした白色と緑色。
水辺で成長して夏の水辺を彩る半夏生の様子を思い浮かべてしまう清涼感あるお菓子です。
菓銘半夏生
店名長久堂
住所京都市北区上賀茂畔勝町97-3
電話(075)712-4405

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