本日のお菓子
2019
79

水仙夏の霜

暑い夏の時期につい涼を求めてしまいます。
そんな時にいただきたくなるのが葛製の和菓子。
見た目が涼やかで、のど越しが良く、この時期に欠かせません。

本日は、葛を使用した和菓子をご紹介させていただきます。
菓銘になっている水仙は、葛のことを意味します。
点心として鎌倉から室町時代にかけて葛切の前身と考えられている『水繊(すいせん)』が中国から伝わります。
そのことは、室町時代の教科書『庭訓往来(ていきんおうらい)』の中に羊羹や饅頭、水団などと共に記載されています。
水繊は黄と白の短冊状であった為、花の色が似ている『水仙』へと変化したと考えられています。
夏の夜に月光があたって大地が白々と霜が降りたように見える光景を表した夏の季語『夏の霜』。
その言葉を合わせた菓銘『水仙夏の霜(すいせんなつのしも)』です。
この菓銘を耳にすると葛がまるで霜のように見えるから不思議ですね。
菓銘水仙夏の霜
店名とらや(京都一条店)
住所京都市上京区烏丸通一条角
電話(075)441-3111

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