月刊京都連載 和菓子歳時記
2019
1113

お火焚き饅頭

もうすでに立冬を過ぎ、暦の上では冬となりました。
京都市内では、煙がもくもくと立ちのぼる御火焚祭が寺社で執り行われる時期です。
奉納された護摩木を火床に入れて秋の収穫、五穀豊穣に感謝をして焚き上げます。
ご神火の霊力により汚れや罪が祓われ、願い事が叶うともされています。
地元住民からは、『お火焚き祭(おしたけさん)』と呼ばれ親しまれている年中行事の一つです。
お火焚き祭に欠かせない供物がお火焚き饅頭・柚子おこし・みかんの三品。
みかんは、お火焚きの残り火に入れ、焼きみかんにして食べると風邪をひかないという民間信仰があります。

今回は、この時期ならではのお菓子、お火焚き饅頭をご紹介させていただきます。
火に包まれている如意宝珠を表す火焔宝珠(かえんほうじゅ)の焼印が押されたお饅頭。
ピンク色のお火焚き饅頭には粒あんが入っています。
その他に白色のお火焚き饅頭も販売されており、そちらには漉しあんが入っています。
菓銘お火焚き饅頭
店名日栄軒
住所京都市北区小山初音町61
電話(075)491-2204

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