本日のお菓子
2020
211

椿餅

本日は、日本最古の餅菓子ともいわれている京都の和菓子をご紹介させていただきます。
『椿餅』は一般的には、あまり馴染みがないお菓子かもしれません。
茶席の主菓子として用いられるため、茶道の経験がある方にはとても馴染み深い和菓子ではないでしょうか。

源氏物語『第34帖・若菜上』の中で、
『椿い餅、梨、柑子やうのものども、様々に筥の蓋どもにとりまぜつつあるを、若きひとびと、そぼれとり食ふ』
と若い人々が蹴鞠のあとの宴で食べる場面が登場します。
その当時には砂糖は無く、甘葛(あまづら)というツタの汁を煮詰めたものでほんのりと甘味をつけていたようです。
椿餅は、桜餅や柏餅よりも古くからあり、日本最古の餅菓子ともいわれています。

艶やかな厚手の葉が特徴的な椿。
その椿の名の由来は、『厚葉木(あつばき)』または『艶葉木(つやばき)』からきたとされています。
名の由来にもなった葉を使ったお菓子は、葉を愛でるお菓子でもあります。
菓銘椿餅
店名中村軒
住所京都市西京区桂浅原町61
電話(075)381-2650

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