本日のお菓子
2020
321

あこや

桜と共に桃の花のつぼみがほころび始めています。
桃の節句は3月3日ですが、京都では旧暦に行うところも多くあり、まさに桃の花が花開く時。

本日は、桃の節句にちなんだ京都の和菓子をご紹介させていただきます。
桃の節句のお菓子といえば、京都では『ひちぎり』。
平安時代に宮中儀式の祝儀に用いられた『戴き餅』に由来するお菓子です。

その当時は、白いお餅を引きちぎって、真ん中を窪ませて、その上に餡を載せただけのものでした。
その『戴き餅』が、時代を経て江戸時代に現在のような意匠となり『ひちぎり』と呼ばれています。
その『ひちぎり』は、あこや貝が真珠を抱いているように見えることから、『あこや餅』という別名で呼ばれることもあります。

白粒あんを蓬(よもぎ)をあわせた雪平で包んだ和菓子です。
口の中で広がる蓬の香りと程よい甘さがみなさんを春へと誘(いざな)います。
菓銘あこや
店名いと達
住所京都市右京区龍安寺塔ノ下町5-17
電話(075)203-6243

きょうの和菓子の玉手箱きょうの和菓子の玉手箱

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