本日のお菓子
2020
11

初日の出

あけましておめでとうございます。
2020年の幕開けです。
皆さんのお住まいの地域から初日の出を拝むことはできましたでしょうか。

本日は、初日の出にちなんだ京都の和菓子をご紹介させていただきます。
新年最初の日の出とともに『年神(としがみ)様』が現れるとされています。
水平線から昇る初日の出。
波を表す青海波は伝統文様の一つであり、『未来永劫へと続く幸せ』の願いが込められた吉祥文様です。
2020年が皆様にとって佳き年となりますように!
菓銘初日の出
店名亀屋良長
住所京都市下京区四条通油小路西入柏屋町17-19
電話(075)221-2005
2020
12

初富士

初夢に見ると縁起がいいとして、昔から知られている『一富士二鷹三茄子』。
みなさんは、どのような初夢を見られるのでしょうか。
(初夢の時期は、諸説ありますが、一般的には元日から2日とされています。)

本日は、富士山にちなんだ京都の和菓子をご紹介させていただきます。
縁起が良いとされている赤富士を外郎で表現した和菓子です。
こちらの和菓子を召し上がって縁起を担いでみてはいかがでしょうか。
菓銘初富士
店名二條若狭屋
住所京都市中京区二条通小川東入る西大黒町333-2
電話(075)231-0616
2020
13

本日は、八坂神社で『初能奉納』そして『かるた始め式』が行われます。
いづれも新春の京都を代表する年中行事です。
こちらの初能奉納を見ないとお正月気分になれない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
初能奉納では、毎年、新春にふさわしく、祝賀の際に演じられる格式の高い『翁(おきな)』という演目が演じられます。

本日は、その翁が銘となった京都の和菓子をご紹介させていただきます。
能舞台の鏡板に描かれた松の前で演じられた『翁(おきな)』。
常盤木の松は、縁起の良い木として古くから親しまれてきました。
その松を村雨で模った和菓子です。
菓銘
店名甘楽花子
住所京都市左京区聖護院山王町16-21
電話(075)741-8817
2020
14

花びら餅

本日は、京都のお正月に欠かせない和菓子をご紹介させていただきます。
新年を迎えて、和菓子屋の店頭を迎春菓子が彩ります。
その中でも、一際特別な扱いされて販売されている『花びら餅』。
花びら餅は、平安時代の新年行事「歯固めの儀式」に由来するものです。
押鮎、猪、大根などの硬い食べ物を食べて長寿を願うというものです。
後に簡素化されて押鮎は牛蒡になり、お雑煮に見立てた白味噌餡をお餅で包むようになったそうです。
こちらの花びら餅から新春を感じてみてはいかがでしょうか。
菓銘花びら餅
店名亀屋良長
住所京都市下京区四条通油小路西入柏屋町17-19
電話(075)221-2005
2020
15

福俵

2020年は『子(ね)年』。
再び新しい十二支がスタートする年です。
例年、干支にちなんだ神社に多くの参拝者が押し寄せて日頃とは違う賑わいを見せます。

哲学の道沿いにある大豊神社もその一つです。
大国主命(オオクニヌシノミコト)を祀る大国社の前に鎮座する狛ねずみ。
参拝するのに2時間待ちという人気ぶりです。
そんなに寒空の下、並ぶのはちょっと、という方は、大黒天に手をあわせてみてはいかがでしょうか。

五山の送り火の『法』が灯される松ヶ崎の麓にある寺院『妙円寺』には、大黒天が鎮座しています。
大黒天のお使いがネズミであることから、子年には大黒天に参拝する風習があります。

本日は、俵ねずみをモチーフにした京都の和菓子をご紹介させていただきます。
俵を模った薯蕷饅頭に愛らしいネズミの焼印を入れたお菓子です。
こちらのお菓子を召し上がり、福を呼んでみてはいかがでしょうか。
菓銘福俵
店名二條若狭屋
住所京都市中京区二条通小川東入る西大黒町333-2
電話(075)231-0616
2020
16

本日は吉祥の鳥を模った京都の和菓子をご紹介させていただきます。
『鶴』は、長寿を象徴する吉祥の鳥として『鶴は千年』といわれ親しまれてきました。
古くは『たず』と呼ばれていましたが、平安時代以降に『つる』と呼ばれるようになりました。
上用饅頭で鶴を表現しています。
菓銘
店名鍵長
住所京都市下京区鍵屋町331
電話(075)351-3182
2020
17

初春

本日は、新年にふさわしい華やかな京都の和菓子をご紹介させていただきます。
旧暦の年始めは、立春の頃にあたるため、『初春(はつはる)』と呼び祝ったそうです。
その名残で現在でもこの時期を初春と呼び祝います。
晴れやかな雰囲気の薯蕷きんとん製の和菓子です。
菓銘初春
店名游月
住所京都市左京区山端壱町田町8-31
電話(075)711-1110
2020
18

ときわ木

本日は、新年に好まれる常盤木を模った、京都の和菓子をご紹介させていただきます。
常盤木の松は、不老長寿の象徴として古来より扱われてきました。
また、神が宿る植物としても古来より信仰されてきました。
その松を模った練切製の和菓子です。
菓銘ときわ木
店名亀屋良長
住所京都市下京区四条通油小路西入柏屋町17-19
電話(075)221-2005
2020
19

福梅

北野天満宮境内に植えられている梅の蕾が日を追うごとに膨らんでいます。
『百花の魁(さきがけ)』と呼ばれるように、梅は厳しい寒さに耐えて、春の訪れとともにもっとも早く咲きます。
旧暦のお正月は、立春のころに元日となるために、その年に一番早く咲く、おめでたい花とされ、新年を代表する花とされてきました。
本日は、梅を模った京都の和菓子をご紹介させていただきます。
外郎で福々しく梅の花を表現した和菓子です。
菓銘福梅
店名鶴屋吉信
住所京都市上京区今出川通堀川西入
電話(075)441-0105
2020
110

福寿草

本日は、元日草(がんじつそう)と呼ばれるおめでたい草花をモチーフにした京都の和菓子をご紹介させていただきます。
旧暦の正月頃より花開くことから『元日草』と呼ばれる福寿草。
冬枯れの時期に明るく咲く姿は、新しい年のはじまりにふさわしく、江戸時代初期より吉祥の象徴として盛んに栽培されてきました。
鮮やかな黄金色の花びらが印象的な福寿草。
日光が当たると花開き、日が遮られると閉じる性質をもっています。
日光を浴びで可憐に咲く様子から温もりを感じます。
そんな福寿草を表現した、こなし製のお菓子です。
菓銘福寿草
店名笹屋伊織
住所京都市下京区七条通大宮西入花畑町86
電話(075)371-3333
2020
111

長生餅

本日は、根引松にちなんだ和菓子をご紹介させていただきます。
新年を迎えるために、玄関の両側に根をつけたままの若松を半紙で包み、金赤の水引を掛けたものを飾り付けます。
根引松(ねびきのまつ)という京都の風習です。
この風習は、『小松引き』という平安時代の貴族の儀礼が起源だと考えられています。
正月初めの子の日に根ごと小さな松を引き抜き、長寿祈願を行っていたそうです。
『長寿を願い、長命を祝う薯蕷饅頭』そのフレーズがまさにふさわしい天保3年(1832年)に世に出た和菓子です。
菓銘長生餅
店名とらや(京都一条店)
住所京都市上京区烏丸通一条角
電話(075)441-3111
2020
112

春慶

今では、全国的に多くの方に知られるようになった花びら餅。
新年を迎えて行われる裏千家の初釜での決まりの和菓子です。
そして、表千家の初釜での決まりの和菓子が常盤饅頭。
鮮やかな緑色に染めた餡が包まれた白い薯蕷饅頭です。
二つに割ると、まるで松に雪が降り積もったかのようです。

本日は、常盤饅頭を思わせるかのような鮮やかな緑色に染めた餡が包まれた京都の和菓子をご紹介させていただきます。
新年を迎えると、新春を寿ぐ和菓子が店頭に並びます。
こちらの和菓子もその一つ。
春の訪れを慶ぶかのように、真っ白な薯蕷饅頭に紅白のこなしがかけられています。
ずっと眺めていたいと思わせられるほど、気品溢れる和菓子です。
菓銘春慶
店名老松
住所京都市上京区北野上七軒
電話(075)463-3050
2020
113

望みの春

皇居・宮殿で行われる『歌会始(うたかいはじめ)の儀』が近づいてまいりました。
2020年は1月16日に開かれます。
今回のお題は『望』。
和菓子の世界では、新年の和菓子として、干支や松竹梅、鶴などの縁起物をモチーフにした和菓子と共にそのお題に合わせて和菓子を作ります。
そのお菓子のことを勅題菓と呼びます。

本日は、皇室の御用達を勤めてきたお店が作る勅題菓をご紹介させていただきます。
『この先の時代も、変わらぬのどかな春の景色を見続けたいという望みを込めて』つくられたそうです。
萌え出る芽を緑色の羊羹、つぼみがほころび花開く様子を紅色と黄色のそぼろで表現しています。
上品な甘みと、見た目以上にもっちりとした食感が癖になる和菓子です。
菓銘望みの春
店名とらや(京都一条店)
住所京都市上京区烏丸通一条角
電話(075)441-3111
2020
114

干支薯蕷

本日は干支にちなんだ京都の和菓子をご紹介させていただきます。
ねずみをモチーフにした、粒あん入りの薯蕷饅頭です。
菓銘干支薯蕷
店名中村軒
住所京都市西京区桂浅原町61
電話(075)381-2650
2020
115

想望

本日は明日、皇居・宮殿で開催される『歌会始(うたかいはじめ)の儀』にちなんだ京都の和菓子をご紹介させていただきます。
令和2年歌会始のお題は、『望( のぞみ )』。
冬木立となっていた梅につぼみがつき、日を追うごとに膨らみます。
そのつぼみがほころび、早く花開くことを待ち望んでいる人々。
梅の木々と紅白梅の花を表現しています。
希少品の白小豆を使用した白粒あんを黒糖入りのこなしで包んだ和菓子です。
菓銘想望
店名鍵善良房
住所京都市東山区祇園町北側264番地
電話(075)561-1818
2020
116

春望

本日(1月16日)朝10時30分より、皇居正殿・松の間で開催される『歌会始(うたかいはじめ)の儀』がNHK総合で放送されます。
令和2年歌会始のお題は、『望( のぞみ )』。
本日は、その『歌会始の儀』にちなんだ京都の和菓子をご紹介させていただきます。
厳しい冬に耐えて春を待ち望む人々。
植物たちが芽吹き、花咲き、山笑う。
その風景を楽しむことができるのも平和があってこそ。
つくね芋を使用して、平和な春の訪れを優しい春の色あいで表現した芋練りきんとん製です。
まろやかな口当たりと口どけの良さが印象的な和菓子です。
菓銘春望
店名老松
住所京都市上京区北野上七軒
電話(075)463-3050
2020
117

紅梅

梅の名所として知られる北野天満宮。
厳しい寒さの中、早咲きの梅のつぼみがほころびはじめています。

本日は、梅にちなんだ京都の和菓子をご紹介させていただきます。
白あんを羽二重で包んで紅梅を表現した和菓子です。
香しい梅の香りに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
菓銘紅梅
店名亀屋良長
住所京都市下京区四条通油小路西入柏屋町17-19
電話(075)221-2005
2020
118

子の春

本日は、今年の干支にちなんだ京都の和菓子をご紹介させていただきます。
紅白の鈴紐のような、こなしがとても印象的。
子(ねずみ)の焼印が入った薯蕷饅頭製の和菓子です。
菓銘子の春
店名游月
住所京都市左京区山端壱町田町8-31
電話(075)711-1110
2020
119

雪間の緑

本日は、雪の下の様子を表現した、京都の和菓子をご紹介させていただきます。
凍てつく寒さの中、植物たちは春を迎える準備をしています。
降り積もった雪の下、厳しい寒さに耐えながら、新しい命が芽吹きます。
雪の下で芽吹く緑をきんとんで表現しています。
雪の下では、冬から春へ。
季節が移ろう一瞬の情景を映しとった和菓子です。
菓銘雪間の緑
店名笹屋伊織
住所京都市下京区七条通大宮西入花畑町86
電話(075)371-3333
2020
120

雪うさぎ

今冬は例年とは違い、まだ一度も雪景色とならない京都市内です。
本日は、雪の中で元気に動き回る、うさぎにちなんだ京都の和菓子をご紹介させていただきます。
白小豆を使用した粒あんを包んだ上用饅頭です。
まん丸のしっぽがとても可愛らしく印象的です。
菓銘雪うさぎ
店名中村軒
住所京都市西京区桂浅原町61
電話(075)381-2650
2020
121

下萌

本日は、春の兆しを表現した、京都の和菓子をご紹介させていただきます。
やわらかな春の日差しを浴びた雪解けの大地。
厳しい冬を耐え、新しい命が芽吹いた情景を表現した外郎製のお菓子です。
菓銘下萌
店名船屋秋月
住所京都市右京区宇多野福王子町13-3
電話(075)463-2624
2020
122

冬の夜

本日は、色合いで情景を表現した、京都の和菓子をご紹介させていただきます。
羊羹で夜、浮島で雪を表現した和菓子です。
静かな夜に降り積もる雪の音。
和菓子を愛でていると聞こえてきそうです。
菓銘冬の夜
店名鍵長
住所京都市下京区鍵屋町331
電話(075)351-3182
2020
123

日だまり

これから花期となる福寿草。
旧暦の正月頃より花開くことから『元日草』とも呼ばれます。
鮮やかな黄金色の花びらは、日光が当たると花開き、日が遮られると閉じる性質をもっています。
本日は、福寿草をモチーフにした京都の和菓子をご紹介させていただきます。
やわらかい日ざしを浴びて可憐に咲く様子から温もりを感じます。
粒あんを焼皮で包んだ和菓子です。
菓銘日だまり
店名鶴屋吉信
住所京都市上京区今出川通堀川西入
電話(075)441-0105
2020
124

蝋梅

これから見頃を迎える蝋梅(ロウバイ)。
その名のとおり、光沢のある花びらがまるで蝋細工でできているかのようです。
名前から梅の一種と思われがちですが、梅はバラ科サクラ属ですが、蝋梅はロウバイ科ロウバイ属で全く異なります。
花から匂う甘い高貴な香り、青く澄んだ冬空に映える花姿につい足を止めてしまいます。

本日は、蝋梅をモチーフにした京都の和菓子をご紹介させていただきます。
まろやかな口当たりに幸せを感じる芋練りきんとん製の和菓子です。
菓銘蝋梅
店名老松
住所京都市上京区北野上七軒
電話(075)463-3050
2020
125

寒紅梅

本日は、北野天満宮で初天神が行われます。
境内の梅が一輪、また一輪と蕾をほころばせ、ひと足早い春の訪れを私たちに届けてくれます。
本日は、北野天満宮の境内でも咲いている寒紅梅にちなんだ、京都の和菓子をご紹介させていただきます。
古くから梅は、白梅を意味する言葉として用いられてきた為に、後に『紅梅』という季語が生まれました。
気品に満ちた白梅に対して、華やいだ雰囲気を感じる紅梅。
その紅梅を模った、こなし製の和菓子です。
菓銘寒紅梅
店名鍵善良房
住所京都市東山区祇園町北側264番地
電話(075)561-1818
2020
126

『暁』から『曙』、『東雲』、『あさけ』、『つとめて』、『朝ぼらけ』、『朝またぎ』と続き『かはたれ』へ。
朝の時の流れを表す言葉です。
刻々と移り変わるこの時間帯を言葉で表現することからも、いにしえの人々がこの時間帯をとても大切にしていたことが感じられます。
本日は、ほのぼのと夜が明ける『曙』にちなんだ、京都の和菓子をご紹介させていただきます。
雲の隙間から太陽の光が射し始める夜明けの様子を表現している黄味しぐれ製の和菓子です。
菓銘
店名とらや(京都一条店)
住所京都市上京区烏丸通一条角
電話(075)441-3111
2020
127

梅香る

本日は、梅にちなんだ京都の和菓子をご紹介させていただきます。
紅梅、白梅、そして萌ゆる緑が目に浮かぶ色合いのこなしの生地。
そこに梅の花をあしらい、梅の香りが漂ってきそうな雰囲気に仕上げた和菓子です。
菓銘梅香る
店名鶴屋吉信
住所京都市上京区今出川通堀川西入
電話(075)441-0105
2020
128

霜紅梅

本日は、伝統を感じる和菓子をご紹介させていただきます。
百花の魁として古くから愛されてきた梅。
ひと足早く春の訪れを告げる花にうっすらと降りた霜。
その様子を梅の花を紅色の求肥で模り、霜をみじん粉で見立てた和菓子です。
正徳元年(1711年)に初めて世に出た和菓子です。
菓銘霜紅梅
店名とらや(京都一条店)
住所京都市上京区烏丸通一条角
電話(075)441-3111
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