本日のお菓子
2020
21

鬼は外

如月となり、もう少しで立春。
立春の前日は節分。
様々な寺社の境内で『鬼は外ぉ~福は内ぃ~』と豆をまいて邪気を払う掛け声が聞こえてくる時期。
この時期、和菓子屋には鬼、升、お多福、豆など、節分にちなんだ意匠の和菓子が並びます。
本日は、鬼にちなんだ京都の和菓子をご紹介させていただきます。
とっても怖い鬼の顔を模ったこなし製の和菓子です。
菓銘鬼は外
店名笹屋守栄
住所京都市北区衣笠天神森町38
電話(075)463-0338
2020
22

福豆

本日と明日、八坂神社では節分会が行われます。
毎年多くの参拝者が訪れる八坂神社の節分会ですが、みなさんのお目当ては四花街の芸妓舞妓さんによる舞踊奉納と豆撒き。
今年も華やかに行われることでしょう。
本日は、豆撒きにちなんだ京都の和菓子をご紹介させていただきます。
豆を模った桃山製の和菓子です。
菓銘福豆
店名幸楽屋
住所京都市北区鞍馬口通烏丸東入ル新御霊口町285-59
電話(075)231-3416
2020
23

夢福

明日は立春。
その立春の前日である本日が『節分』。
文字通り季節の分かれ目という日。
この日は、邪気が入りやすいと考えられており、その邪気払いの一つとして豆まきがあります。
本日は、節分にちなんだ京都の和菓子をご紹介させていただきます。
『福の神』として信仰されるお多福さんを表現した薯蕷饅頭製のお菓子です。
「鬼は外!福は内!」みなさんのご家庭にも福が訪れますように!
菓銘夢福
店名長久堂
住所京都市北区上賀茂畔勝町97-3
電話(075)712-4405
2020
24

さきがけ

本日は立春。
春の訪れを告げる梅があちらこちらで咲いています。
本日は、百花の魁(さきがけ)と呼ばれる梅にちなんだ京都の和菓子をご紹介させていただきます。
梅あんを外郎で包んで梅を模った和菓子です。
菓銘さきがけ
店名笹屋守栄
住所京都市北区衣笠天神森町38
電話(075)463-0338
2020
25

うぐいす餅

本日は、春を告げる鳥にちなんだ京都の和菓子をご紹介させていただきます。
春告鳥の異名をもつ鶯。
お世辞にも上手いとは言えない愛嬌ある鳴き声で春を知らせてくれます。
求肥で餡を包み左右に引っ張り、端を少しすぼめて鶯の形にしたものに、鶯の羽色に見立てた青大豆きな粉をまぶして仕上げます。
うぐいす餅は、2月の代表的な和菓子の一つです。
菓銘うぐいす餅
店名船屋秋月
住所京都市右京区宇多野福王子町13-3
電話(075)463-2624
2020
26

立春

立春となり、動植物たちが目覚めはじめて私たちに小さな春を届けてくれます。
本日は、春を代表する鳥にちなんだ京都の和菓子をご紹介させていただきます。
これからは、どこからとなく聞こえてくる『ホーホケキョ』という鳴き声。
お世辞にも美しいとは言えない音程を外した鳴き声が冬から春への移ろいを教えてくれます。
ウグイスをモチーフにした、こなし製の和菓子です。
菓銘立春
店名日栄軒
住所京都市北区小山初音町61
電話(075)491-2204
2020
27

水仙

京都市内を散策していると花壇で清々しく咲いている水仙を見かけます。
冬の季語である水仙は、別名を雪中花と言います。
暖かかった1月よりも、立春を過ぎてから冷え込んできた今の気候の中で咲いている姿の方が水仙らしく感じます。
本日は、水仙をモチーフにした京都の和菓子をご紹介させていただきます。
外郎で清楚な姿に仕上げた和菓子です。
菓銘水仙
店名伏見駿河屋
住所京都市伏見区下油掛街174番地
電話(075)611-0020
2020
28

春告草

本日は梅にちなんだ京都の和菓子をご紹介させていただきます。
冬に色を失った風景に一輪、また一輪と梅の花が咲き、紅をさしていきます。
冬から春へ。
華やいだ春の京都に想いをめぐらせます。
紅梅が鮮やかな淡雪羹製の和菓子です。
菓銘春告草
店名まなゆり
住所京都市伏見区鑓屋町1107-1
電話(075)645-9158
2020
29

下萌

暖冬だった今冬ですが、ようやく冬らしい気候となりました。
京都北部では、雪が降り積もったところもあるみたいです。
本日は、積雪の中から春の訪れを感じる京都の和菓子をご紹介させていただきます。
雪の下で草の芽が萌え出た様子をきんとんで表現した和菓子です。
菓銘下萌
店名幸楽屋
住所京都市北区鞍馬口通烏丸東入ル新御霊口町285-59
電話(075)231-3416
2020
210

鶯宿梅

本日は、古(いにしえ)に想いを馳せて召し上がっていただきた、京都の和菓子をご紹介させていただきます。
拾遺和歌集(しゅういわかしゅう)、大鏡(おおかがみ)によれば、平安中期に村上天皇は、御所清涼殿の梅が枯れたのを知り、紀貫之の娘の庭にある美しい紅梅を献上するように命じました。
この梅を大切に育ててきた娘はとても悲しみ、この歌を書いた短冊を紅梅の枝に附けて献上しました。
『勅なれば いともかしこし 鶯の 宿はと問はば いかが答えむ (紀内侍)』
(恐れ多くも天皇のご命令ですので、私はこの梅を献上致します。
しかしながら、この梅を住まいとする鶯がまた今年も飛んできて「私の宿はどこですか?」
と訪ねられたら、私はどう答えればよいでしょう。」)
その歌に感銘した天皇は、その紅梅を『鶯宿梅』と名づけて娘に返したそうです。
そのような、平安時代の故事に由来する菓銘がついた、きんとん製の和菓子です。
菓銘鶯宿梅
店名船屋秋月
住所京都市右京区宇多野福王子町13-3
電話(075)463-2624
2020
211

椿餅

本日は、日本最古の餅菓子ともいわれている京都の和菓子をご紹介させていただきます。
『椿餅』は一般的には、あまり馴染みがないお菓子かもしれません。
茶席の主菓子として用いられるため、茶道の経験がある方にはとても馴染み深い和菓子ではないでしょうか。

源氏物語『第34帖・若菜上』の中で、
『椿い餅、梨、柑子やうのものども、様々に筥の蓋どもにとりまぜつつあるを、若きひとびと、そぼれとり食ふ』
と若い人々が蹴鞠のあとの宴で食べる場面が登場します。
その当時には砂糖は無く、甘葛(あまづら)というツタの汁を煮詰めたものでほんのりと甘味をつけていたようです。
椿餅は、桜餅や柏餅よりも古くからあり、日本最古の餅菓子ともいわれています。

艶やかな厚手の葉が特徴的な椿。
その椿の名の由来は、『厚葉木(あつばき)』または『艶葉木(つやばき)』からきたとされています。
名の由来にもなった葉を使ったお菓子は、葉を愛でるお菓子でもあります。
菓銘椿餅
店名中村軒
住所京都市西京区桂浅原町61
電話(075)381-2650
2020
212

水仙

本日は、水仙をモチーフにした京都の和菓子をご紹介させていただきます。
水仙といえば、白い清楚な花のイメージがありますが、黄色い花の黄水仙と呼ばれる花もあります。
その花を模った、こなし製の和菓子です。
菓銘水仙
店名日栄軒
住所京都市北区小山初音町61
電話(075)491-2204
2020
213

福梅

本日は、梅を模った京都の和菓子をご紹介させていただきます。
春の訪れを感じるような暖かい日だったと思えば、雪が舞い散るような真冬の寒さとなったり安定しない近頃の天候。
一部の見頃となった梅の花が春の訪れを感じさせてくれます。
梅を福々しく仕上げた羽二重製の和菓子です。
菓銘福梅
店名伏見駿河屋
住所京都市伏見区下油掛街174番地
電話(075)611-0020
2020
214

咲き分け

本日は梅にちなんだ京都の和菓子をご紹介させていただきます。
梅が見頃を迎える頃、つい足を止めてしまう梅があります。
一つの株から育った枝に紅白の梅の花を咲かせる『咲き分け』。
北野天満宮、二条城、京都御苑、智積院などで目にすることができます。
その梅の花を模った、こなし製の和菓子です。
菓銘咲き分け
店名船屋秋月
住所京都市右京区宇多野福王子町13-3
電話(075)463-2624
2020
215

寒紅梅

本日は梅の花をかたどった京都の和菓子をご紹介させていただきます。
こちらのお店の前を南北に通る烏丸通。
この道を渡ると京都御所を囲むように周囲約4kmの自然に囲まれた広大な京都御苑があります。
御苑の西側には梅林があり、寒紅梅が香しく花を咲かせています。
一輪の紅梅をかたどった羊羹製の和菓子です。
菓銘寒紅梅
店名とらや(京都一条店)
住所京都市上京区烏丸通一条角
電話(075)441-3111
2020
216

花ごよみ

本日は、今から見頃を迎える花にちなんだ京都の和菓子をご紹介させていただきます。
これからの時季、しだれ梅を一目見ようと多くの参拝者で賑わう城南宮。
例年であれば、2月下旬から3月にかけて見頃を迎えますが、今年は3月20頃から楽しめるのではないかと思います。
あたり一帯に漂う香しい梅の香りの中、紅白のしだれ梅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
梅の焼印が可愛らしい上用饅頭です。
菓銘花ごよみ
店名日栄軒
住所京都市北区小山初音町61
電話(075)491-2204
2020
217

梅の里

本日は、梅にちなんだ京都の和菓子をご紹介させていただきます。
紅梅、白梅が咲きそろうこの時季。
その様子を色合いで表現した軽羹(かるかん)と羊羹を合わせた和菓子です。
菓銘梅の里
店名幸楽屋
住所京都市北区鞍馬口通烏丸東入ル新御霊口町285-59
電話(075)231-3416
2020
218

梅の香

本日は、梅にちなんだ京都の和菓子をご紹介させていただきます。
香りが特徴的な梅。
古来より、梅の香りを織り込んだ和歌が数多く詠まれてきました。
微風にのって甘酸っぱい香りがほのかに漂うこの時季。
その香りが記憶を呼び覚まし、懐かしい過去に想いを馳せる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
紅梅をかたどった、こなし製の和菓子です。
菓銘梅の香
店名伏見駿河屋
住所京都市伏見区下油掛街174番地
電話(075)611-0020
2020
219

一重梅

本日は、梅の色合いにちなんだ和菓子をご紹介させていただきます。
一重咲きの梅の花のような色目を一重梅(ひとえうめ)と呼びます。
かさねの色目として『表地の色が白、裏地の色が紅』、一重の梅の花の色を表した配色となります。
上品な色合いの湿粉製の和菓子です。
菓銘一重梅
店名とらや(京都一条店)
住所京都市上京区烏丸通一条角
電話(075)441-3111
2020
220

早蕨

本日は、春を代表する山菜にちなんだ京都の和菓子をご紹介させていただきます。
うららかな春の陽射しに誘われるかのように、土の中から頭をもたげて目を出す蕨(わらび)。
古来より春を代表する山菜として馴染み深く、数多くの和歌で『早蕨(さわらび)』として詠まれています。
2月になると見かける早蕨の銘がついた和菓子。
うららかな春を感じながらいただける薯蕷饅頭製の和菓子です。
菓銘早蕨
店名亀屋良永
住所京都市中京区寺町御池下ル下本能寺前町504
電話(075)231-7850
2020
221

本日は梅にちなんだ京都の和菓子をご紹介させていただきます。
とてもシンプルに一重の梅を表現した薯蕷饅頭です。
表面の焼目が食欲をそそる和菓子です。
菓銘
店名亀屋則克
住所京都市中京区堺町通三条上ル大阪材木町702
電話(075)221-3969
2020
222

椿餅

本日は源氏物語にも登場した和菓子をご紹介させていただきます。
源氏物語『第34帖・若菜上』の中で、
『椿い餅、梨、柑子やうのものども、様々に筥の蓋どもにとりまぜつつあるを、若きひとびと、そぼれとり食ふ』
と若い人々が蹴鞠のあとの宴で食べる場面が登場します。
こちらの椿餅は道明寺に肉桂が混ぜられており、一口食べると肉桂の独特の香りが口の中に広がります。
菓銘椿餅
店名とらや(京都一条店)
住所京都市上京区烏丸通一条角
電話(075)441-3111
2020
223

西王母

本日は、桃の節句にちなんだ京都の和菓子をご紹介させていただきます。
来月3月3日は、桃の節句として親しまれている五節句のひとつ『上巳の節句』。
その節句にちなんだ和菓子を見かけるようになってきました。
西王母とは、中国の神話に出てくる女神様のことです。
西王母が暮らす庭の桃は三千年に一度実をつけ、それを食べると不老長寿を得るという伝説があります。
こなしで桃を模ったお菓子には、不老長寿の願いが込められています。
菓銘西王母
店名京都鶴屋 鶴壽庵
住所京都市中京区壬生梛ノ宮町24
電話(075)841-0751
2020
224

菜の花譜

本日は、春を彩る花にちなんだ京都の和菓子をご紹介させていただきます。
春の象徴的な花である菜の花。
大原では、桜とともに菜の花が咲き、春の風にそよぎます。
春らしい情景を表現した焼皮製の和菓子です。
菓銘菜の花譜
店名鶴屋吉信
住所京都市上京区今出川通堀川西入
電話(075)441-0105
2020
225

梅ヶ香

本日は、北野天満宮でご祭神・菅原道真の命日に梅を愛した道真を偲んで梅花祭が執り行われます。
境内に植えられている梅が見頃となり、梅の香しい匂いが立ち込める中、上七軒の芸妓さん舞妓さん達の奉仕による華やかな野点が行われます。
本日は、梅にちなんだ京都の和菓子をご紹介させていただきます。
まるで北野天満宮を彩る紅梅と白梅を思わせるような色合いのきんとん製の和菓子です。
菓銘梅ヶ香
店名亀屋良永
住所京都市中京区寺町御池下ル下本能寺前町504
電話(075)231-7850
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