本日のお菓子
2020
41

花ひらく

本日は、桜にちなんだ京都の和菓子をご紹介させていただきます。
いたるところで桜の花を楽しめるようになってきました。
桜が爛漫と咲き、華やいだ雰囲気となった様子を表現した薯蕷製の和菓子です。
菓銘花ひらく
店名亀屋則克
住所京都市中京区堺町通三条上ル大阪材木町702
電話(075)221-3969
2020
42

桜前線

桜前線到来の京都市内。
本日は、桜前線が菓銘となっている京都の和菓子をご紹介させていただきます。
品よく仕上げられた薯蕷饅頭。
愛でているだけで心が癒され、口にしてさらに癒される和菓子です。
菓銘桜前線
店名亀屋良永
住所京都市中京区寺町御池下ル下本能寺前町504
電話(075)231-7850
2020
43

桜もち

あちらこちらで桜が満開となり、華やいだ雰囲気の街並みとなっている京都市内。
いままさにこちらの和菓子を口にして春を感じる時です。
本日は桜餅をご紹介させていただきます。
菓銘桜もち
店名笹屋春信
住所京都市西京区桂乾町66-1
電話(075)391-4607
2020
44

本日は、桜にちなんだ京都の和菓子をご紹介させていただきます。
こなしで桜の花を模った意匠は伝統的な和菓子の一つです。
同じ桜の花を模ってもその様はお店によって様々。
お気に入りの桜の和菓子を探してみてはいかがでしょうか。
菓銘
店名亀屋則克
住所京都市中京区堺町通三条上ル大阪材木町702
電話(075)221-3969
2020
45

花かがみ

本日は、思わずうっとりとしてしまう京都の和菓子をご紹介させていただきます。
百花繚乱のこの時季、美しい風景が目の前に広がります。
その様を映した小倉羹製の和菓子です。
菓銘花かがみ
店名笹屋春信
住所京都市西京区桂乾町66-1
電話(075)391-4607
2020
46

桜前線

本日は、桜にちなんだ京都の和菓子をご紹介させていただきます。
満開となっているソメイヨシノの見頃が過ぎると、次は八重紅しだれ桜が京都を彩ります。
こちらのお店からすぐのところにある半木(なからぎ)の道には約70本の八重紅しだれ桜が植えられています。
桜の花を模った、こなし製の和菓子です。
菓銘桜前線
店名長生堂
住所京都市左京区下鴨上川原町22-1
電話(075)712-0677
2020
47

おたふく桜

京都の桜シーズンを代表する風景である仁和寺の御室桜がちらほらと咲き始めてきました。
御室桜が一面に咲きつづいている様子は、まさに桜雲(おううん)そのもの。
御室桜は背が低いので、花(鼻)が低く咲くことからお多福桜と呼ばれ親しまれてきました。
本日は、御室桜にちなんだ京都の和菓子をご紹介させていただきます。
丹波産のつくね芋を使用して作られたお菓子は、独特な口どけの良さが特徴です。
緑色の餡玉を包んで御室桜を表現した、きんとん製のお菓子です。
菓銘おたふく桜
店名いと達
住所京都市右京区龍安寺塔ノ下町5-17
電話(075)203-6243
2020
48

花ごころ

本日は、春を表現した京都の和菓子をご紹介させていただきます。
桜が咲き、鮮やかな若葉色が眩いこの時期。
心躍る美しい春の情景を表現した、焼き皮製の和菓子です。
菓銘花ごころ
店名鶴屋吉信
住所京都市上京区今出川通堀川西入
電話(075)441-0105
2020
49

夜行の玉

本日は、中国の伝説などに出てくる暗夜に光を発する不思議な玉を表現した和菓子をご紹介させていただきます。
希少な宝として中国の伝説などに出てくる『夜行の玉』。
小倉餡を薄い求肥生地で包み、表面全体にけしの実をまぶした和菓子です。
けしの実のプチプチとした食感に何故か懐かしさを感じます。
菓銘夜行の玉
店名とらや(京都一条店)
住所京都市上京区烏丸通一条角
電話(075)441-3111
2020
410

春の野

本日は春の野を表現した京都の和菓子をご紹介させていただきます。
菜の花が一面に咲く春の風景。
気持ち良さそうに花から花へと蝶々が舞います。
そのような様子を表現した外郎製の和菓子です。
菓銘春の野
店名亀屋良永
住所京都市中京区寺町御池下ル下本能寺前町504
電話(075)231-7850
2020
411

三色菫

山道でひっそりと、菫(すみれ)の花がうつむき加減に咲いている様子を見かけるこの時季。
『叡山すみれ』をはじめとする50種以上もの菫が日本各地で自生しています。
菫の花言葉の中に、私の大好きなフレーズ『小さな幸せ』があります。
この『小さな幸せ』の積み重ねが、今はとても大切な時ですね。
三色菫と名付けられた、こちらの和菓子。
パンジーと呼ばれる園芸種を漢字で書くと『三色菫』となります。
(注:新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて生菓子の販売を一時休止されています。)
菓銘三色菫
店名鶴屋吉信
住所京都市上京区今出川通堀川西入
電話(075)441-0105
2020
412

花逍遥

2015年4月にいただいた、こちらの和菓子。
気ままに花を愛でながら散歩することを『花逍遥』といいますが、それが菓銘となっています。
こちらの和菓子を目の前にすると、清々しい青空の下、哲学の道を歩きながら花見をしている光景が目に浮かんできます。
爽やかな風が吹き、ひらり、ひらりと桜が舞い散り、水面に浮かぶ花筏。
私にとって和菓子は、思い出そのものです。
菓銘花逍遥
店名長久堂
住所京都市北区上賀茂畔勝町97-3
電話(075)712-4405
2020
413

若柳

比叡山南麓の山中を水源とする白川。
三条通から東大路通にかけての川沿いには、柳並木が続き、川にかかる石橋とともに風情を感じることができます。
時おり吹く爽やかな風、しなやかに揺れる芽吹いたばかりの柳はとても美しく、今の時季ならではの風景です。
2016年4月にいただいた、こちらの和菓子。
古来より柳は、万葉集や古今和歌集など数多くの和歌に詠まれてくるほど親しまれてきた植物です。

『みわたせば柳桜をこきまぜて都ぞ春の錦なりける(素性法師)』

桜ととも京都を彩る、春を代表する植物です。
菓銘若柳
店名鶴屋長生
住所京都市右京区嵯峨天龍寺今堀町4-1
電話(075)366-6470
2020
414

花筏

2017年4月にいただいた、こちらの和菓子。
桜が散りはじめる4月に見かける和菓子です。
水面に舞い散った桜の花びらを筏(いかだ)に見立てた『花筏』という言葉があります。
花筏となった桜は、とても美しいとともに儚さを感じます。
「何事にも必ず終わりがある」ということを教えてくれる花筏のお菓子です。
菓銘花筏
店名二條若狭屋
住所京都市中京区二条通小川東入る西大黒町333-2
電話(075)231-0616
2020
415

藤花の宴

4月も中旬となり、藤紫の花を咲かせて花房となりつつある藤の様子を見かけるようになってきました。
例年、4月下旬にそよ吹く風に花房を揺らし優美な光景を見せてくれる藤。
その様は古来より愛されてきました。
こちらは、2018年4月にいただいた和菓子です。
菓銘藤花の宴
店名笹屋伊織
住所京都市下京区七条通大宮西入花畑町86
電話(075)371-3333
2020
416

木の芽薯蕷

山椒の若芽から香る独特な匂いは、日本人にとって新緑の時期を感じる香り。
『木の芽』と呼ばれ、この時期に欠かすことができません。
こちらは、2016年4月にいただいた和菓子です。
薯蕷まんじゅうの天にあしらわれた鮮やかな色の山椒の若葉から生命力を感じます。
菓銘木の芽薯蕷
店名鍵善良房
住所京都市東山区祇園町北側264番地
電話(075)561-1818
2020
417

竹の子

京都南西に位置する西山山系は、古くより多くの竹林が整備されており、乙訓の里と呼ばれ、竹の産地として全国的に有名です。
この時季は、新鮮な朝掘り筍が露天にところ狭しと並びます。
今年は温暖の影響で、『ほり』と呼ばれる農機具で堀り取られた筍は、大きく、綺麗な色をしているそうです。
その乙訓の地で営む和菓子屋さんが創った竹の子の和菓子です。
こなしで模った竹の子には、肉桂がかけられています。
口の中で広がる肉桂の独特の香りを楽しめる和菓子です。
菓銘竹の子
店名喜久春
住所京都府長岡京市長岡2丁目28-40
電話(075)955-8016
2020
418

青葉

木々が萌える季節がやってきました。
少し前までは木立だった紅葉(もみじ)が、あっという間に芽吹き、青々とした若葉とともに、今の時季は紅く可愛らしい花を見ることができます。
季節は確実に移ろっているんですね。
こちらは、2016年4月にいただいた和菓子です。
色合いのみで木々が萌える季節を表現した村雨製です。
菓銘青葉
店名山もと
住所京都市左京区北白川東蔦町24-4
電話(075)707-8080
2020
419

花水木

晩春を彩るハナミズキが所々で咲き始めている様子を見かけるようになってきました。
これからの時季、桜に代わってハナミズキが京都の街を彩ります。
個人的には、二条城と朱雀高等学校に挟まれた美福通(びふくどおり)に街路樹として植えられているハナミズキが見頃となるのを毎年楽しみにしています。
こちらは、2018年4月にいただいた和菓子です。
ハナミズキを模った外郎製のお菓子です。
菓銘花水木
店名二條若狭屋
住所京都市中京区二条通小川東入る西大黒町333-2
電話(075)231-0616
2020
420

余花

桜シーズンが終わっても、いまなお咲いている桜『余花』。
こちらは、2015年4月に初めていただいた和菓子です。
それ以来、その味と食感がとても気に入り幾度となく口にしています。
桜餅のような意匠ですが、桜葉に包まれているのは、こし餡を包んだ羽二重を寒天でコーティングしたものです。
菓銘余花
店名聚洸
住所京都市上京区大宮寺之内上ル
電話(075)431-2800
2020
421

つつじ

長岡天満宮・八条ヶ池中堤に植えられている身の丈以上あるキリシマツツジの見頃が近づいています。
辺り一帯を真っ赤に彩る光景を毎年楽しみにしていますが、今年は残念ながら自粛をしようと思います。
来年は、憂いなく楽しめることを願っています。
こちらは、2016年4月にいただいた和菓子です。
つつじを模った練り切り製です。
菓銘つつじ
店名亀屋光洋
住所京都市左京区一乗寺払殿町17-12
電話(075)711-3764
2020
422

木賊上用

2017年4月にいただいた、こちらの和菓子。
竹を小さくしたような姿の木賊(とくさ)を題材にした和菓子はとても珍しく、私が知っている限りではこちらだけです。
坪庭などでよく見かける木賊ですが、触ると茎は硬くザラザラとした表面をしています。
その表面で細工物を磨くことから『砥ぐ草(砥草)』と呼ばれていました。
無駄のないとても趣きのある和菓子です。
菓銘木賊上用
店名老松
住所京都市上京区北野上七軒
電話(075)463-3050
2020
423

つつじ

京都で暮らしていると、あちらこちらで見かけるツツジの植込み。
所々で花咲く様子を目にするようになってきました。
これからの時季、赤、白、ピンクなどの花が華やかに咲き、京都を彩ってくれます。
ツツジの花が見頃になると、京都では夏のはじまりです。
季節の移ろいを知らせてくれるツツジは和菓子の題材としてよく使われます。
ツツジの意匠としてよく見かけるのが、きんとん製のこちらの意匠。
植込みに花咲くツツジを表現しています。
とはいえ、お店により色合い、花の配置は様々。
色々なお店のツツジが和菓子の楽しみを教えてくれます。
菓銘つつじ
店名喜久春
住所京都府長岡京市長岡2丁目28-40
電話(075)955-8016
2020
424

山路

山路を歩いていると、萌える新緑の中にひときわ鮮やかに咲くヤマフジ。
晩春から初夏にかけて見かける風景です。
こちらは、2017年4月にいただいた和菓子です。
抽象的な曲線と季節の色合いで山並みを表現するこちらのお菓子。
京菓子を代表する意匠のひとつです。
菓銘山路
店名日栄軒
住所京都市北区小山初音町61
電話(075)491-2204
2020
425

春霞

晴れているにもかかわらず、遠くがぼんやりとかすんではっきり見えないことが多いこの時季。
春の季語でもあり、古来より、和歌にも詠まれている『春霞』という現象です。
空気中に漂う小さな水滴、黄砂など要因は様々。
こちらは、2016年4月にいただいた和菓子です。
春を代表する若葉色、桜色、そして白色で春霞を表現した羊羹製の和菓子です。
菓銘春霞
店名二條駿河屋
住所京都市中京区二条通新町東入ル大恩寺町241-1
電話(075)231-4633
2020
426

都をどり

平時であれば、明日(4月27日)まで開催される予定だった『都をどり』。
今年は残念ながら中止となりました。
和菓子から都をどりを感じていただければ幸いです。
こちらは、2017年4月にいただいた和菓子です。
「ヨーイヤサー」の掛け声とともに藍地に桜の着物に身を包んだ舞妓さんたちが舞台に登場して、華やかに舞う光景が目に浮かびます。
菓銘都をどり
店名游月
住所京都市左京区山端壱町田町8-31
電話(075)711-1110
2020
427

牡丹

京都の晩春を彩る花たち。
牡丹の花もその一つです。
例年、乙訓寺、本満寺、建仁寺などでその姿を見ることができます。
特に乙訓寺は牡丹の名所として名高く、毎年この時期に行われるぼたん祭りには多くの参拝者が訪れます。
今年は暖冬の影響により、牡丹の生育が早まった為に残念ながら中止となりました。
2000株ほどの牡丹が境内を彩る光景を来年は見ることができることを願うばかりです。
こなしで牡丹を模った和菓子です。
菓銘牡丹
店名喜久春
住所京都府長岡京市長岡2丁目28-40
電話(075)955-8016
2020
428

若紫

日本においてもっとも高貴な花とされる藤。
たおやかに咲き、風に揺れ動く鮮やかな紫色の花房を見かけるようになってきました。
その光景を目にすると、京都の貴族たちが藤をこよなく愛していた気持ちが分かるような気がします。
菓銘から源氏物語を想像される方もいらっしゃるのではないでしょうか。
藤が花咲く様子を表現した雪平製のお菓子です。
菓銘若紫
店名いと達
住所京都市右京区龍安寺塔ノ下町5-17
電話(075)203-6243
2020
429

岩根つつじ

源義経と静御前が出会ったと伝わる神泉苑。
その境内の半分以上を占める法成就池の水辺には多くのツツジが植えられています。
これからは、そのツツジが花咲く時季。
鮮やかに咲いた花が水面に映り込み、華やかな風景が目の前に広がります。
ツツジの代表的な意匠であるこちらのお菓子。
新緑の山の岩肌に咲く山躑躅を表現した、きんとん製のお菓子です。
菓銘岩根つつじ
店名亀屋則克
住所京都市中京区堺町通三条上ル大阪材木町702
電話(075)221-3969
2020
430

飛燕

夜明けと共に小鳥たちが「おはよう」と言わんばかりに鳴き始めます。
その鳴き声の中に新たに「チュピッ、チュピッ」とツバメが加わりました。
春になると東南アジアの方から日本列島にやってくる渡り鳥のツバメ。
多くのツバメは、毎年同じ巣に戻ってくるそうです。
ツバメはカラスなどの天敵から身を守るために、人の出入りが多い場所に巣をつくります。
その為、ツバメの巣がつくられたお店は、人の出入りが多いことを意味します。
つまり、商売が繁昌しているからと解釈され、ツバメの巣は縁起がよいとされています。
こちらは、2016年に口にした和菓子です。
青空の下、爽やかな風をツバメが私たちに届けてくれます。
菓銘飛燕
店名老松
住所京都市上京区北野上七軒
電話(075)463-3050
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