本日のお菓子
2020
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もらい水

本日より葉月。
夏から秋に少しづつ移ろいを感じることができる月です。
早朝に京都市内を歩いていると玄関先で朝顔の花に出会うことができる時季です。
2017年に出会ったこちらの和菓子は、ぜひ菓銘に注目していただければ。
江戸時代で最も有名な女性俳人だった加賀千代女。
加賀千代女が詠んだ俳句の中に『朝顔やつるべとられてもらい水』という有名な俳句があります。
【朝起きて井戸に水を汲みに来てみると、朝顔のつるがつるべに巻きついていて水が汲めません。
切ってしまうのがかわいそうなので、近所に水をもらいに行きました。】という内容の俳句です。
朝顔をモチーフにした和菓子に俳句から引用して『もらい水』と名付けられています。
朝顔を想う優しい気持ちを感じずにはいられない和菓子です。
菓銘もらい水
店名千本玉壽軒
住所京都市上京区千本通今出川上ル
電話(075)461-0796
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朝露

秋の代表的な季語である朝顔。
朝顔にちなんだ和菓子が店頭を彩ります。
朝陽を浴びて少しずつほころぶ蕾。
これから咲きはじめようとする朝顔のつぼみを外郎で表現しています。
ゆっくりと流れる明け方をお菓子から感じることができます。
素敵な一日をお過ごしください。
菓銘朝露
店名長生堂
住所京都市左京区下鴨上川原町22-1
電話(075)712-0677
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涼風

夏に欠かせない扇子。
私が愛用している扇子は、仰ぐたびにやわらかな風とともに白檀のほのかな香りが身体を癒してくれます。
2016年に出会ったこちらの和菓子は、扇子をモチーフにした琥珀羹製。
夏の定番である琥珀羹に大徳寺納豆が入ったお菓子です。
菓銘涼風
店名嘯月
住所京都府京都市北区紫野上柳町6
電話(075)491-2464
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