本日のお菓子
2021
1月1日
春慶

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
今年初めてご紹介するのは、京都の新年に相応しいお菓子です。
春の訪れを慶び、紅白の紐を末広にかけた意匠。
真っ白な薯蕷饅頭を割ると鮮やかな緑色(常盤色)に染められた餡。
一年中、緑の葉を絶やさない吉祥樹である常盤木にあやかっています。
2021年が皆様にとって佳き年となりますように!
本年もよろしくお願い申し上げます。
今年初めてご紹介するのは、京都の新年に相応しいお菓子です。
春の訪れを慶び、紅白の紐を末広にかけた意匠。
真っ白な薯蕷饅頭を割ると鮮やかな緑色(常盤色)に染められた餡。
一年中、緑の葉を絶やさない吉祥樹である常盤木にあやかっています。
2021年が皆様にとって佳き年となりますように!
菓銘 | 春慶 |
店名 | 老松 |
住所 | 京都市上京区北野上七軒 |
電話 | (075)463-3050 |
2021
1月2日
鈴の音

例年であれば、多くの露店が立ち並び参拝者で賑わう神社境内です。
今年は人出を避けて、初詣ではなく、昨年末に幸先詣をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
願うことはただ一つ、『どうか一日も早く、平穏な日々がおとずれますように。』
2014年に初めて出会った、こちらの和菓子。
鈴を模った練切り製のお菓子です。
願いが叶いますように!
今年は人出を避けて、初詣ではなく、昨年末に幸先詣をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
願うことはただ一つ、『どうか一日も早く、平穏な日々がおとずれますように。』
2014年に初めて出会った、こちらの和菓子。
鈴を模った練切り製のお菓子です。
願いが叶いますように!
菓銘 | 鈴の音 |
店名 | 嵯峨嘉 |
住所 | 京都市右京区嵯峨広沢御所ノ内町35-15 |
電話 | (075)872-5218 |
2021
1月3日
花びら餅

京都の正月には欠かすことができない『花びら餅』という祝い菓子があります。
近年では、京都以外の地域でも見かけるようになってきました。
京都では、松の内の1月15日まで見かけることができるお菓子です。
花びら餅は、平安時代の新年行事「歯固めの儀式」に由来するものです。
元日から三日まで、押鮎、猪、大根などの硬い食べ物を食べて長寿を願うというものです。
後に簡素化されて押鮎は牛蒡になり、お雑煮に見立てた白味噌餡をお餅で包むようになりました。
近年では、京都以外の地域でも見かけるようになってきました。
京都では、松の内の1月15日まで見かけることができるお菓子です。
花びら餅は、平安時代の新年行事「歯固めの儀式」に由来するものです。
元日から三日まで、押鮎、猪、大根などの硬い食べ物を食べて長寿を願うというものです。
後に簡素化されて押鮎は牛蒡になり、お雑煮に見立てた白味噌餡をお餅で包むようになりました。
菓銘 | 花びら餅 |
店名 | 緑菴 |
住所 | 京都市左京区浄土寺下南田町126-6 |
電話 | (075)751-7126 |
2021
1月4日
根引松

三が日が終わりましたがいかがお過ごしでしたでしょうか。
例年のような晴れ晴れとした気分とはいかないのが正直な感想です。
一日も早く、平穏な暮らしとなることを願うばかりです。
京都では門松の原形とされる根引松(ねびきのまつ)が玄関先に飾られています。
2016年に出会った、こちらの和菓子。
その根引松の焼印が押された薯蕷製のお菓子です。
例年のような晴れ晴れとした気分とはいかないのが正直な感想です。
一日も早く、平穏な暮らしとなることを願うばかりです。
京都では門松の原形とされる根引松(ねびきのまつ)が玄関先に飾られています。
2016年に出会った、こちらの和菓子。
その根引松の焼印が押された薯蕷製のお菓子です。
菓銘 | 根引松 |
店名 | 千本玉壽軒 |
住所 | 京都市上京区千本通今出川上ル |
電話 | (075)461-0796 |
2021
1月5日
神の梅

初詣に多くの参拝者が訪れる北野天満宮。
言わずと知れた梅の名所です。
新年を迎える頃には、早咲きの梅がほころび始めます。
御祭神である菅原道真公がこよなく愛した梅。
その梅に霜が降りた様子を模ったこなし製の神々しい銘がついたお菓子です。
言わずと知れた梅の名所です。
新年を迎える頃には、早咲きの梅がほころび始めます。
御祭神である菅原道真公がこよなく愛した梅。
その梅に霜が降りた様子を模ったこなし製の神々しい銘がついたお菓子です。
菓銘 | 神の梅 |
店名 | 老松 |
住所 | 京都市上京区北野上七軒 |
電話 | (075)463-3050 |
2021
1月6日
松がさね

松の葉は一年中、青々としているところから、古来より永遠の命、不老長寿の象徴として縁起の良い植物とされてきました。
新年を迎えたこの時期、玄関先に根がついたままの黒松と赤松を飾っている光景を見かけます。
この松飾りを『根引き松』と呼び、年神様をお迎えする依代として飾られます。
根が付いているものを飾るのは、根が着きますように、成長し続けるようにという願いが込められています。
2015年に初めて出会った、こちらの和菓子。
松の葉と幹の色合いを合わせた練切り製のお菓子です。
新年を迎えたこの時期、玄関先に根がついたままの黒松と赤松を飾っている光景を見かけます。
この松飾りを『根引き松』と呼び、年神様をお迎えする依代として飾られます。
根が付いているものを飾るのは、根が着きますように、成長し続けるようにという願いが込められています。
2015年に初めて出会った、こちらの和菓子。
松の葉と幹の色合いを合わせた練切り製のお菓子です。
菓銘 | 松がさね |
店名 | 聚洸 |
住所 | 京都市上京区大宮寺之内上ル |
電話 | (075)431-2800 |
2021
1月7日
菘

本日は今年初めての節句『人日の節句』。
七草粥を食べる日として、みなさんに親しまれている一日です。
2018年に出会った、こちらの和菓子。
芹(せり)・薺(なずな)・御形(ごぎょう)・繁縷(はこべら)・仏の座・菘(すずな)・蘿蔔(すずしろ)が七草。
その七草の一つ『菘(すずな)』をモチーフにしたお菓子です。
今年一年が無病息災でありますように!
七草粥を食べる日として、みなさんに親しまれている一日です。
2018年に出会った、こちらの和菓子。
芹(せり)・薺(なずな)・御形(ごぎょう)・繁縷(はこべら)・仏の座・菘(すずな)・蘿蔔(すずしろ)が七草。
その七草の一つ『菘(すずな)』をモチーフにしたお菓子です。
今年一年が無病息災でありますように!
菓銘 | 菘 |
店名 | 千本玉壽軒 |
住所 | 京都市上京区千本通今出川上ル |
電話 | (075)461-0796 |
2021
1月8日
祝小槌

新春の一月に参拝するとご利益が増すと云われている『都七福神まいり』。
今では全国的になっていますが、京都は七福神発祥の地とされています。
その七福神とは布袋尊(萬福寺)、毘沙門天(東寺)、弁財天(六波羅蜜寺)、福禄寿神(赤山禅院)、寿老神(革堂)、ゑびす神(ゑびす神社)、大黒天(松ヶ崎大黒天)です。
本日(1月8日)より京都ゑびす神社では福笹の授与がはじまります。
2016年に初めて出会った、こちらの和菓子。
大黒さまには欠かすことができない小槌を模った練切り製のお菓子です。
今では全国的になっていますが、京都は七福神発祥の地とされています。
その七福神とは布袋尊(萬福寺)、毘沙門天(東寺)、弁財天(六波羅蜜寺)、福禄寿神(赤山禅院)、寿老神(革堂)、ゑびす神(ゑびす神社)、大黒天(松ヶ崎大黒天)です。
本日(1月8日)より京都ゑびす神社では福笹の授与がはじまります。
2016年に初めて出会った、こちらの和菓子。
大黒さまには欠かすことができない小槌を模った練切り製のお菓子です。
菓銘 | 祝小槌 |
店名 | 笹屋吉清 |
住所 | 京都市左京区下鴨東半木町67 |
電話 | (075)781-0904 |
2021
1月9日
鶴

『鶴』は、長寿を象徴する吉祥の鳥として『鶴は千年』といわれ親しまれてきました。
古くは『たず』と呼ばれていましたが、平安時代以降に『つる』と呼ばれるようになりました。
2018年に初めて出会った、こちらの和菓子。
鶴を表現した上用饅頭です。
古くは『たず』と呼ばれていましたが、平安時代以降に『つる』と呼ばれるようになりました。
2018年に初めて出会った、こちらの和菓子。
鶴を表現した上用饅頭です。
菓銘 | 鶴 |
店名 | 日栄軒 |
住所 | 京都市北区小山初音町61 |
電話 | (075)491-2204 |
2021
1月10日
福寿草

元日草(がんじつそう)の名でお正月に好まれる『福寿草』。
旧暦の正月に開花することから、春一番新年を祝う花として福を招く、縁起の良い花とされてきました。
2018年に出会った、こちらの和菓子。
和菓子の世界でも新年に意匠化されます。
福寿草が花咲く様子を表現したきんとん製のお菓子です。
旧暦の正月に開花することから、春一番新年を祝う花として福を招く、縁起の良い花とされてきました。
2018年に出会った、こちらの和菓子。
和菓子の世界でも新年に意匠化されます。
福寿草が花咲く様子を表現したきんとん製のお菓子です。
菓銘 | 福寿草 |
店名 | 游月 |
住所 | 京都市左京区山端壱町田町8-31 |
電話 | (075)711-1110 |
2021
1月11日
牛の春

2021年は『丑年』。
牛は天神様のお使いと言われています。
北野天満宮境内には、大小様々な横たわった牛の像が置かれています。
牛の像を撫でて願をかける、撫牛信仰が古くから人々の信仰を集めてきました。
その牛を模った外郎製のお菓子です。
牛は天神様のお使いと言われています。
北野天満宮境内には、大小様々な横たわった牛の像が置かれています。
牛の像を撫でて願をかける、撫牛信仰が古くから人々の信仰を集めてきました。
その牛を模った外郎製のお菓子です。
菓銘 | 牛の春 |
店名 | 老松 |
住所 | 京都市上京区北野上七軒 |
電話 | (075)463-3050 |
2021
1月12日
ろう梅

私たちにとっては凍りつくような真冬の気候が続いていますが、動植物たちは少しづつ目覚めの準備をしているようです。
初春を告げる花のひとつである蝋梅(ろうばい)の蕾が膨らんできました。
花開くと蝋梅は、その名のとおり、花びらがまるで蝋細工でできているかのような変わった花です。
名前から梅の一種と思われがちですが、梅はバラ科サクラ属ですが、蝋梅はロウバイ科ロウバイ属で全く異なります。
その蝋梅の花から匂う甘い高貴な香りを楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。
2018年に初めて出会った、こちらの和菓子。
その蝋梅をモチーフにした外郎製のお菓子です。
初春を告げる花のひとつである蝋梅(ろうばい)の蕾が膨らんできました。
花開くと蝋梅は、その名のとおり、花びらがまるで蝋細工でできているかのような変わった花です。
名前から梅の一種と思われがちですが、梅はバラ科サクラ属ですが、蝋梅はロウバイ科ロウバイ属で全く異なります。
その蝋梅の花から匂う甘い高貴な香りを楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。
2018年に初めて出会った、こちらの和菓子。
その蝋梅をモチーフにした外郎製のお菓子です。
菓銘 | ろう梅 |
店名 | えん寿 |
住所 | 京都市右京区太秦多藪町14-93 |
電話 | (075)432-7564 |
2021
1月13日
福梅

梅の蕾が日を追うごとに膨らんでいます。
『百花の魁(さきがけ)』と呼ばれるように、梅は厳しい寒さに耐えて、春の訪れとともにもっとも早く咲きます。
旧暦のお正月は、立春のころに元日となるために、その年に一番早く咲く、おめでたい花とされ、新年を代表する花とされてきました。
2017年に初めて出会った、こちらの和菓子。
福々しい梅の焼印が印象的な可愛らしい薯蕷饅頭です。
『百花の魁(さきがけ)』と呼ばれるように、梅は厳しい寒さに耐えて、春の訪れとともにもっとも早く咲きます。
旧暦のお正月は、立春のころに元日となるために、その年に一番早く咲く、おめでたい花とされ、新年を代表する花とされてきました。
2017年に初めて出会った、こちらの和菓子。
福々しい梅の焼印が印象的な可愛らしい薯蕷饅頭です。
菓銘 | 福梅 |
店名 | 千本玉壽軒 |
住所 | 京都市上京区千本通今出川上ル |
電話 | (075)461-0796 |
2021
1月14日
薮柑子

常緑で赤い実をつけることから縁起物とされている『薮柑子』。
いにしえより日本人に愛されてきた植物でもあります。
その薮柑子は、『山橘(やまたちばな)』の呼び名で万葉集にも登場しています。
2019年に初めて出会った、こちらの和菓子。
その薮柑子をモチーフにした外郎製のお菓子です。
いにしえより日本人に愛されてきた植物でもあります。
その薮柑子は、『山橘(やまたちばな)』の呼び名で万葉集にも登場しています。
2019年に初めて出会った、こちらの和菓子。
その薮柑子をモチーフにした外郎製のお菓子です。
菓銘 | 薮柑子 |
店名 | 山もと |
住所 | 京都市左京区北白川東蔦町24-4 |
電話 | (075)707-8080 |
2021
1月15日
結実

本来であれば本日(1月15日)は皇居・宮殿で『歌会始の儀』が開かれる予定でした。
今年は新型コロナウイルス感染拡大に伴い開催が延期となりました。
2021年のお題は『実』。
そのお題に合わせて作られたお菓子を勅題菓と呼びます。
毎年、初夏にかけてこちらのお店で販売される、夏みかんを使用した銘菓『夏柑糖』。
その夏みかんが実った様子を表現した、芋練りきんとん製です。
近年、様々な食物の収穫量が減ってきています。
この夏みかんもその一つです。
今年は豊作でありますようにと願いを込めて作られたお菓子です。
今年は新型コロナウイルス感染拡大に伴い開催が延期となりました。
2021年のお題は『実』。
そのお題に合わせて作られたお菓子を勅題菓と呼びます。
毎年、初夏にかけてこちらのお店で販売される、夏みかんを使用した銘菓『夏柑糖』。
その夏みかんが実った様子を表現した、芋練りきんとん製です。
近年、様々な食物の収穫量が減ってきています。
この夏みかんもその一つです。
今年は豊作でありますようにと願いを込めて作られたお菓子です。
菓銘 | 結実 |
店名 | 老松 |
住所 | 京都市上京区北野上七軒 |
電話 | (075)463-3050 |
2021
1月16日
未開紅

2018に初めて出会った、こちらの和菓子。
まだ花開かぬ八重の紅梅。
梅の蕾に見立てたこちらのお菓子は『未開紅(みかいこう)』と呼ばれる、1月から2月にかけて見かけるお菓子です。
季節の移ろいを敏感に感じ取る和菓子の世界ならではの意匠ではないでしょうか。
白と紅の二色の襲(かさね)からは気品を感じます。
まだ花開かぬ八重の紅梅。
梅の蕾に見立てたこちらのお菓子は『未開紅(みかいこう)』と呼ばれる、1月から2月にかけて見かけるお菓子です。
季節の移ろいを敏感に感じ取る和菓子の世界ならではの意匠ではないでしょうか。
白と紅の二色の襲(かさね)からは気品を感じます。
菓銘 | 未開紅 |
店名 | 茶寮 宝泉 |
住所 | 京都市左京区下鴨西高木町25 |
電話 | (075)712-1270 |
2021
1月17日
雪間草

2017年に初めて出会った、こちらの和菓子。
冬の間、一面を覆っていた雪がやわらかな陽の光を浴びて溶けはじめます。
そこに萌え出た草を上用饅頭で表現しています。
ほんのりと香るヨモギ。
春の訪れを一足早く感じられるお菓子です。
冬の間、一面を覆っていた雪がやわらかな陽の光を浴びて溶けはじめます。
そこに萌え出た草を上用饅頭で表現しています。
ほんのりと香るヨモギ。
春の訪れを一足早く感じられるお菓子です。
菓銘 | 雪間草 |
店名 | 緑菴 |
住所 | 京都市左京区浄土寺下南田町126-6 |
電話 | (075)751-7126 |