本日のお菓子
2021
41

若桜

桜が花開くこの時期、新社会人となり新たな人生を歩みだす人々。
まだ年若い桜の木を『若桜』と呼びます。
この桜が数十年後には成長して人々を魅了するように、新社会人となる方々も夢を追い求めて魅力的な人へと。
そんな想いが込められた、こなし製のお菓子です。
菓銘若桜
店名笹屋守栄
住所京都市北区衣笠天神森町38
電話(075)463-0338
2021
42

ひとしらべ

2016年に初めて出会った、こちらの和菓子。
京都の鼓は美術品であり、春の音色でもあります。
桜色の生地に鼓の皮の焼印を施した薯蕷饅頭。
そこに締めたり緩めたりすることで音色を変える朱色の調緒(しらべお)を飾っています。
調緒のことを『調べ』とも呼びますが、そこから付けられた菓銘『ひとしらべ』です。
こちらのお菓子から京都の春の音色を感じてみてください。
(都合により、しばらくの間、上生菓子の販売はしておりません。)
菓銘ひとしらべ
店名長久堂
住所京都市北区上賀茂畔勝町97-3
電話(075)712-4405
2021
43

春の小径

ついつい桜にばかり気を取られてしまう時期ですが、足下を見れば可愛らしい草花が控えめに咲いています。
2017年に出会った、こちらの和菓子。
この時期の小径の様子を表現した、こなし製のお菓子です。
菓銘春の小径
店名千本玉壽軒
住所京都市上京区千本通今出川上ル
電話(075)461-0796
2021
44

花映え

二十四節気の一つである『清明』。
春先の清らかで生き生きとした光景が目の前に広がる頃です。
ソメイヨシノが散り、花筏を目にします。
2017年に出会った、こちらの和菓子。
あんを桜色に染めて小田巻にして清らかに美しく仕上げたお菓子です。
(都合により、しばらくの間、上生菓子の販売はしておりません。)
菓銘花映え
店名長久堂
住所京都市北区上賀茂畔勝町97-3
電話(075)712-4405
2021
45

若柳

桜とともに京都の春を彩る柳。
『みわたせば柳桜をこきまぜて都ぞ春の錦なりける(素性法師)』
古来より柳は、万葉集や古今和歌集など数多くの和歌に詠まれてくるほど親しまれてきた植物です。
比叡山南麓の山中を水源とする白川。
三条通から東大路通にかけての川沿いには、柳並木が続き、川にかかる石橋とともに風情を感じることができます。
2016年に出会った、こちらの和菓子。
芽吹いたばかりの柳がしなやかに揺れる情景を表現した、こなし製のお菓子です。
菓銘若柳
店名鶴屋長生
住所京都市右京区嵯峨天龍寺今堀町4-1
電話(075)366-6470
2021
46

竹の子

春の味覚である筍の収穫が最盛期を迎えています。
京都南西に位置する西山山系は、古くより多くの竹林が整備されており、乙訓の里と呼ばれ、竹の産地として全国的に有名です。
この時季は、新鮮な朝掘り筍が露天にところ狭しと並びます。
肉桂がかけられている、こなし製のお菓子です。
口の中で広がる肉桂の独特な香りを楽しめます。
菓銘竹の子
店名喜久春
住所京都府長岡京市長岡2丁目28-40
電話(075)955-8016
2021
47

春の水

私たちの目を楽しませてくれた桜たち。
いよいよ、別れの時。
いたずらな風に舞い散る花びら。
その花びらがせせらぎにのって流れていきます。
その様を表現した和菓子です。
菓銘春の水
店名鶴屋吉信
住所京都市上京区今出川通堀川西入
電話(075)441-0105
2021
48

花筏

桜が舞い散り、入れ替わるように芽吹き始めたモミジ。
季節の移ろいを色濃く感じる時期です。
2017年に初めて出会った、こちらの和菓子。
水面に舞い散った桜の花びらを筏(いかだ)に見立てた『花筏』という言葉があります。
花筏となった桜は、とても美しいとともに儚さを感じます。
「何事にも必ず終わりがある」ということを教えてくれる花筏のお菓子です。
菓銘花筏
店名二條若狭屋
住所京都市中京区二条通小川東入る西大黒町333-2
電話(075)231-0616
2021
49

花すだれ

文豪たちが絶賛した八重紅枝垂桜は京都の春を代表する桜です。
八重咲きの濃い紅色の花が枝垂れる様子に心奪われます。
2018年に出会った、こちらの和菓子。
京都の美しい春をイメージした、きんとん製のお菓子です。
菓銘花すだれ
店名游月
住所京都市左京区山端壱町田町8-31
電話(075)711-1110
2021
410

木の芽薯蕷

桜が葉桜となり、芽吹いた若葉が私たちを癒してくれる新緑の季節となりました。
日本人にとって新緑の時期の香りともいえる『木の芽』。
その『木の芽』は山椒の若葉を意味します。
2015年に初めて出会った、こちらの和菓子。
薯蕷まんじゅうの天にあしらわれた山椒の若葉から生命力を感じます。
菓銘木の芽薯蕷
店名亀屋重久
住所京都市右京区谷口梅津間町
電話(075)461-7365
2021
411

花かご

やわらかな春の陽射しの下、色とりどりの草花を楽しめる時期です。
2018年に初めて出会った、こちらの和菓子。
可憐な草花をきんとんで表現したお菓子です。
菓銘花かご
店名茶寮 宝泉
住所京都市左京区下鴨西高木町25
電話(075)712-1270
2021
412

花みづき

晩春より、私たちの目を楽しませてくれるハナミズキ。
京都には数多くのハナミズキが街路樹として植えられています。
すっかりと市民権を得ているハナミズキですが、そもそもはアメリカが原産です。
1912年に当時の東京市長であった尾崎行雄さんが、アメリカ合衆国ワシントンD.C.へソメイヨシノを贈ったお礼として贈られてきたのが始めです。
京都ではソメイヨシノからハナミズキへとバトンが渡りました。
ハナミズキが所々で咲き始めている様子を見かけるようになってきています。
2018年に出会った、こちらの和菓子。
白餡を包んみ羽二重でハナミズキを模ったお菓子です。
菓銘花みづき
店名塩芳軒
住所京都市上京区黒門通中立売上ル飛騨殿町180
電話(075)441-0803
2021
413

たんぽぽ

京都市内を散策していると道端でタンポポの可憐な花の姿を見かけます。
タンポポがとても身近な存在だった幼少の頃。
自身の背が伸びるとともにタンポポの存在が遠のいてしまっていたように感じます。
タンポポに顔を近づけて春を感じて、幼少の頃の懐かしい思い出が甦ってきまます。
2018年に出会った、こちらの和菓子。
タンポポをきんとんで表現したお菓子です。
菓銘たんぽぽ
店名亀屋光洋
住所京都市左京区一乗寺払殿町17-12
電話(075)711-3764
2021
414

藤棚

今年の京都の春は、季節の進み方が早いみたいです。
京都を散策していると藤が花を咲かせている様子を見かけます。
例年であれば4月下旬頃から5月上旬に見頃を迎える花です。
2018年に出会った、こちらの和菓子。
藤の花をモチーフにした薯蕷製のお菓子です。
菓銘藤棚
店名游月
住所京都市左京区山端壱町田町8-31
電話(075)711-1110
2021
415

山吹きんとん

晩春を告げる山吹が咲きはじめています。
新緑の葉に混じって、鮮やかな黄金色の花を咲かせる山吹。
2019年にはじめて出会った、こちらの和菓子。
山吹の新緑と花を表現した、きんとん製のお菓子です。
菓銘山吹きんとん
店名京都鶴屋 鶴壽庵
住所京都市中京区壬生梛ノ宮町24
電話(075)841-0751
2021
416

牡丹

京都の晩春を彩る花たち。
牡丹の花もその一つです。
百花の王である牡丹が京都各所で見頃を迎えています。
2017年に初めて出会った、こちらの和菓子。
牡丹を品よく模ったお菓子です。
菓銘牡丹
店名千本玉壽軒
住所京都市上京区千本通今出川上ル
電話(075)461-0796
2021
417

若草

古来より、蓬(よもぎ)の香りが邪気を払うと信じられてきました。
2016年に初めて出会った、こちらの和菓子。
蓬の香りが口に広がる、ういろ製のお菓子です。
菓銘若草
店名緑菴
住所京都市左京区浄土寺下南田町126-6
電話(075)751-7126
2021
418

山路

山路を歩いていると、萌える新緑の中にひときわ鮮やかに咲く山ツツジやヤマフジを見かけます。
晩春から初夏にかけて見かける風景です。
2017年に出会った、こちらの和菓子。
抽象的な曲線と季節の色合いで山並みを表現しています。
京菓子を代表する意匠のひとつです。
菓銘山路
店名新町 日栄軒
住所京都市北区小山初音町61
電話(075)491-2204
2021
419

つつじの里

例年よりも早く見頃を迎えた長岡天満宮のキリシマツツジ。
来年は、不安なくゆっくりと楽しみたいものです。
2019年に初めて出会った、こちらの和菓子。
つつじの花を模った練切製のお菓子です。
菓銘つつじの里
店名亀屋良長
住所京都市下京区四条通油小路西入柏屋町17-19
電話(075)221-2005
2021
420

朧月

本日より二十四節気では『穀雨』。
春雨が降る頃です。
2017年に出会った、こちらの和菓子。
霞がかった夜空に月が美しく映える情景を表現したお菓子です。
(都合により、しばらくの間、上生菓子の販売はしておりません。)
菓銘朧月
店名長久堂
住所京都市北区上賀茂畔勝町97-3
電話(075)712-4405
2021
421

新緑

新緑の季節です。
初々しい木々の若葉が鮮やかな緑で私たちを癒してくれます。
2018年に出会った、こちらの和菓子。
斬新な意匠ですが、銘を聴くと青々とした紅葉(もみじ)の葉にしか見えなくなるから不思議です。
菓銘新緑
店名笹屋守栄
住所京都市北区衣笠天神森町38
電話(075)463-0338
2021
422

山吹

京都市内を移動していると芽吹いたばかりの木々の鮮やかな若葉色が目に飛び込んできます。
この時期、木々たちが見せてくれる優しい表情に癒され、ついつい時間を忘れてしまいます。
新緑の季節の到来です。
これからは、そよ風に吹かれ、木漏れ日を浴びながら気持ちよく過ごせる日々です。
山吹の花が見頃を迎えています。
2017年に初めて出会った、こちらの和菓子。
よもぎが入った求肥を葉に、いら粉を山吹の花に見立てたお菓子です。
菓銘山吹
店名亀屋重久
住所京都市右京区谷口梅津間町
電話(075)461-7365
2021
423

富貴草

『富貴草』、『富貴花』、『百花王』、『深見草』など、様々な異称がある牡丹。
中国より日本に伝わってきた牡丹の歴史は古く、『出雲国風土記』(奈良時代)に深見草として記されています。
優雅に鮮やかな大輪の花を咲かせる牡丹は百花の王として親しまれてきました。
その牡丹の蕾がほころび始めた様子を表現したこなし製のお菓子です。
菓銘富貴草
店名亀屋重久
住所京都市右京区谷口梅津間町
電話(075)461-7365
2021
424

つつじきんとん

今年は例年になく早く花咲く初夏の花たち。
ツツジもその花の一つです。
2019年に初めて出会った、こちらの和菓子。
ツツジを表現した、きんとん製です。
いつも5月に店頭で見かけるお菓子です。
菓銘つつじきんとん
店名緑菴
住所京都市左京区浄土寺下南田町126-6
電話(075)751-7126
2021
425

飛燕

春になると東南アジアの方から日本列島にやってくる渡り鳥のツバメ。
ツバメが飛び交う様子をあちらこちらで見かけます。
多くのツバメは、毎年同じ巣に戻ってくるそうです。
ツバメはカラスなどの天敵から身を守るために、人の出入りが多い場所に巣をつくります。
ツバメの巣がつくられたお店は、人の出入りが多いことを意味します。
そこから商売が繁昌していると解釈され、ツバメの巣は縁起がよいとされています。
2016年に初めて出会った、こちらの和菓子。
青空の下、爽やかな風をツバメが私たちに届けてくれます。
菓銘飛燕
店名老松
住所京都市上京区北野上七軒
電話(075)463-3050
2021
426

藤波

そよ吹く風に揺らぎながら陽の光に照らされて色艶やかな藤の花。
枝から伸びる花穂が長く垂れ下がって咲く様子に心惹かれます。
その花穂が風に揺れ、たなびくさまは波のようです。
その情景から、『藤浪(ふじなみ)』という歌語が生まれました。
うっすらと紫色が透けたような色合いに仕上げた道明寺製に藤花の焼印を入れたお菓子です。
菓銘藤波
店名亀屋重久
住所京都市右京区谷口梅津間町
電話(075)461-7365
2021
427

午後の光

2018年に出会った、こちらの和菓子。
紅茶あんを使用した、お菓子です。
午後の光を感じながらティータイム。
素敵な午後になりそうな予感です。
(都合により、しばらくの間、上生菓子の販売はしておりません。)
菓銘午後の光
店名長久堂
住所京都市北区上賀茂畔勝町97-3
電話(075)712-4405
2021
428

青葉

木々が萌えるこの季節。
2016年に初めて出会った、こちらの和菓子。
色合いのみで木々が萌える季節を表現した村雨製です。
菓銘青葉
店名山もと
住所京都市左京区北白川東蔦町24-4
電話(075)707-8080
2021
429

つつじ

赤、白、ピンクなどの花が華やかに咲き彩るツツジの植込み。
季節の移ろいを知らせてくれるツツジは和菓子の題材としてよく使われます。
ツツジの意匠としてよく見かけるのが、きんとん製のお菓子。
植込みに花咲くツツジを表現しています。
お店により色合い、花の配置は様々。
色々なお店のツツジが和菓子の楽しみ方を教えてくれます。
菓銘つつじ
店名喜久春
住所京都府長岡京市長岡2丁目28-40
電話(075)955-8016
2021
430

花のいずまい

本日より七十二候では『牡丹華(ぼたんはなさく)』。
牡丹の花が開く頃です。
2017年に出会った、こちらの和菓子。
牡丹の花びらを模った型でピンクと白のぼかしにしたこなし生地を合わせて気品ある牡丹の花を表現したお菓子です。
菓銘の【花のいずまい】は江戸時代からのことわざ
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花。」
美しく清らかなる女性を形容する言葉です。
(都合により、しばらくの間、上生菓子の販売はしておりません。)
菓銘花のいずまい
店名長久堂
住所京都市北区上賀茂畔勝町97-3
電話(075)712-4405
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